こども大綱36 2024/05/01 (7)こども・若者の自殺対策、犯罪などからこども・若者を守る取組 (こども・若者の自殺対策) 小中高生の自殺者数が増加傾向にあり、危機的な状況となっている。誰も自殺に追い込まれることのないよう、生きることの包括的な支援として、こども・若者への自殺対策を強力に推進する。こども・若者の自殺対策については、自殺に関する情報の集約・分析等による自殺の要因分析や、SOSの出し方や心の危機に陥った友人等からのSOSの受け止め方に関する教育を含む自殺予防教育、全国展開を目指した1人1台端末の活用による自殺リスクの早期発見、電話・SNS等を活用した相談体制の整備、都道府県等における多職種の専門家で構成される対応チームの設置促進等による自殺予防への的確な対応、遺されたこどもへの支援、こども・若者の自殺が増加する傾向にある長期休暇明け前後の集中的な啓発活動など、体制強化を図りながら、「自殺総合対策大綱」及び「こどもの自殺対策緊急強化プランに基づく総合的な取組を進めていく。 子供が自ら命を絶つということは,あってはならない事態です。子供の自殺の実態を的確に把握し、それに対応した方策の検討が必要としていますが、まずは目の前の子の命を救うことです。文科省では「学校的背景」「家庭的背景」「個人的背景」を調査するとしていますが、多くの場合時間がかかりすぎます。その前に命を絶ってしまう前にやるべきことがあったはずです。気づかなかったではダメなのです。気づくことのできない現場、関わりたくないといった心理で取り返しのつかないことにつながっているのが実情です。もっともっとこの部分の支援に人とお金をかけるべきなのです。調査も大切ですが目の前の子の命を救うことが第一なのです。