教育・保育要領解説35 2024/02/01 3 幼保連携型認定こども園の教育及び保育において育みたい資質・能力及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」2 (1) 幼保連携型認定こども園において育みたい資質・能力 2 小学校以降の教育は、各教科等の目標や内容を、資質・能力の観点から整理して示し、各教科等の指導のねらいを明確にしながら教育活動の充実を図っている。一方、幼保連携型認定こども園では、遊びを展開する過程において、園児は心身全体を働かせて活動するため、心身の様々な側面の発達にとって必要な経験が相互に関連し合い積み重ねられていく。つまり、乳幼児期は諸能力が個別に発達していくのではなく、相互に関連し合い、総合的に発達していくのである。 幼保連携型認定こども園における教育及び保育において育みたい資質・能力は、こうした幼保連携型認定こども園の教育及び保育の特質を踏まえて一体的に育んでいくものである。 体と心の成長が促されるよう援助していく、環境を整えていくことが大切なように思います。運動に特化するだけでもなく、学びに特化するだけでもなく、一体的に育む環境が大切です。「遊びが大切」にはそういった意味も理解していく必要があります。もちろんそこには多様な人との関わりも大切であることは言うまでもありません。