教育・保育要領解説28 2024/01/23 ( 6 ) 在園期間全体を通して行う教育及び保育 幼保連携型認定こども園には、0歳から小学校就学前までの園児が在園する。保護者の就労その他の家族の生活形態等を反映した状況により、園児一人一人の入園時期や在園時間等は異なるが、それらの違いにかかわらず、どの園児にも平等に、幼保連携型認定こども園の教育及び保育が行われる必要がある。教育及び保育は、園児が登園してから降園するまでの一日を通して行われ、また、入園してから修了するまでの在園期間全体を通して行われる。そのことにより、園児一人一人の発達や学びの連続性を押さえた育ちを確保することができる。そのためには、教育・保育要領第1章の第3に示す幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項を十分に踏まえた上で、教育及び保育を行う必要がある。 もともと認定こども園の役割として、保護者の就労等に関わりなく、教育保育を行う施設であることから、多岐、多様にわたる家庭の環境に関わりなく、同じ施設で教育保育を受けることができることが特徴であり役割です。さらに保育時間においても短時間であったり、標準時間であったり利用の時間にも幅があります。その中で子ども達の成長、発達を支援していくことは時間だけを単純に比較してしまうと できたり、できない活動もあろうかと思いますが、保護者の理解を頂き、どの子も同じ体験や経験ができるよう配慮した時間設定や内容にしていく必要があります。どの子にも同じような体験を念頭にカリキュラムの構成に難しさはあるものの実践していく必要があります。