Ⅱ 令和の日本型学校教育 23 2023/08/04 2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について (2)教育課程の在り方 ○また,キャリア教育の充実に当たっては,小学校から高等学校までを通じ,各教科等での指導を含む学校教育全体でその実践を行いつつ,総合的な学習の時間において教科等を横断して自ら学習テーマを設定し探究する活動や,特別活動において自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら,自身の変容や成長を自己評価する学習活動などを充実していくことが求められる。この中で,キャリア・パスポート等も活用し,児童生徒が自覚するまでに至っていない成長や変容に気付いて指摘したり,一人一人が自らの成長を肯定的に認識できるように働きかけたりするなど,教師が対話的な関わりを持ち相互作用の中でキャリアを創り上げていくことが不可欠である。 キャリア教育の充実については当然義務教育においても必要であり児童生徒自身の目標設定、将来の夢や希望につながることであり重要な要素ですが、どこまで見通しをつけることができるか、明確な目標を持つよう誘導いていく必要があるようです。自己の考えや目標設定に早くから取り組むことも必要であり、そのために必要な学習も自らしっかりと受け止めなければなりません。記載の通り、教師との対話的な関わりを十分に持つ必要があるのですね。義務教育の段階で生徒自身も自覚をしなければならないとてもセンシティブな問題ですね。自己責任とされることも不安要素です。