58 「令和の日本型学校教育」の姿 14 2023/05/17 『高等学校教育 ○ 各高等学校においては,選挙権年齢や成年年齢が18歳に引き下げられるなど,生徒が高等学校在学中に,主権者の一人としての自覚を深めることを含め,自立した「大人」として振る舞えるようになることが期待されていることから,学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら,社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力や,地域の課題等についての認識を深め,その解決を社会の構成員の一人として担う等,社会の形成に主体的に参画するために必要な資質・能力を身に付けられるよう,初等中等教育段階最後の教育機関として,高等教育機関や実社会との接続機能を果たしている。 ○ そのなかで,各高等学校においては,多様な生徒の興味・関心や特性,背景を踏まえて,特色・魅力ある教育活動が行われるとともに,特別な支援が必要な生徒に対する個別支援が充実しており,また,地方公共団体,企業,高等教育機関,国際機関,NPO等と連携・協働することによって地域・社会の抱える課題の解決に向けた学びが学校内外で行われ,生徒が自立した学習者として自己の将来のイメージを持ち,高い学習意欲を持って学びに向かっている。 ○ 学校と社会とが連携・協働することにより,多様な生徒一人一人に応じた探究的な学びが実現されるとともに,STEAM教育などの実社会での課題解決に生かしていくための教科等横断的な学びが提供されている。』 個を尊重した教育、地域の協力を得ての教育、机上の教育だけでなく進められています。そのうえでSTEAM教育は幼児期から触れることも大切ですね。 STEAM教育とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育」に、 さらにArts(リベラル・アーツ)を統合する教育手法であります。各自治体、そして保育の現場でも取り入れられています。 進化する教育現場に子ども達が困らないように学校教育の前倒しではなく、取り組みや考え方を取り入れていくことが、現代の就学前の教育保育施設にも必要なことだと思います。