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園からの発信

50 「令和の日本型学校教育」の姿 6

2023/05/02

子供の学び

『ICTの活用により,学習履歴(スタディ・ログ)や生徒指導上のデータ,健康診断情報等を蓄積・分析・利活用することや,教師の負担を軽減することが重要である。また,データの取扱いに関し,配慮すべき事項等を含めて専門的な検討を進めていくことも必要である。

○ 子供がICTを日常的に活用することにより,自ら見通しを立てたり,学習の状況を把握し,新たな学習方法を見いだしたり,自ら学び直しや発展的な学習を行いやすくなったりする等の効果が生まれることが期待される。  国においては,このような学習者やICT活用の視点を盛り込んだ「個別最適な学び」に関する指導事例を収集し,周知することが必要である。』

子ども一人一人としっかり向き合い、支援していく方策を望みます。できるできない、点数が高い低いではなく、もちろん道徳観や倫理観を含めて固定概念ではなく一人一人と向き合う体制が理想ですよね。排他するなどはもってのほかであってはならないことでありますが、生徒も学校側も互いに向き合う姿勢も大切です。

 

 

49 「令和の日本型学校教育」の姿 5

2023/05/01

子供の学び

『これからの学校においては,子供が「個別最適な学び」を進められるよう,教師が専門職としての知見を活用し,子供の実態に応じて,学習内容の確実な定着を図る観点や,その理解を深め,広げる学習を充実させる観点から,カリキュラム・マネジメントの充実・強化を図るとともに,これまで以上に子供の成長やつまずき,悩みなどの理解に努め,個々の興味・関心・意欲等を踏まえてきめ細かく指導・支援することや,子供が自らの学習の状況を把握し,主体的に学習を調整することができるよう促していくことが求められる。』

 

担任だけでなく多くの先生が、その子のおかれている環境や背景を理解し支援する体制も引き続き続けてほしい。それがこれまで培ってきた日本の学校教育です。一人の生徒も不幸にさせない。すべての生徒が幸せになることが大切です。

「寄り添う」このことが大切です。

48 「令和の日本型学校教育」の姿 4

2023/04/28

子供の学び

『○ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大による臨時休業の長期化により,多様な子供一人一人が自立した学習者として学び続けていけるようになっているか,という点が改めて焦点化されたところであり,これからの学校教育においては,子供がICTも活用しながら自ら学習を調整しながら学んでいくことができるよう,「個に応じた指導」を充実することが必要である。この「個に応じた指導」の在り方を,より具体的に示すと以下のとおりである。

○ 全ての子供に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ,思考力・判断力・表現力等や,自ら学習を調整しながら粘り強く学習に取り組む態度等を育成するためには,教師が支援の必要な子供により重点的な指導を行うことなどで効果的な指導を実現することや,子供一人一人の特性や学習進度,学習到達度等に応じ,指導方法・教材や学習時間等の柔軟な提供・設定を行うことなどの「指導の個別化」が必要である。

○ 基礎的・基本的な知識・技能等や,言語能力,情報活用能力,問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力等を土台として,幼児期からの様々な場を通じての体験活動から得た子供の興味・関心・キャリア形成の方向性等に応じ,探究において課題の設定,情報の収集,整理・分析,まとめ・表現を行う等,教師が子供一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで,子供自身が学習が最適となるよう調整する「学習の個性化」も必要である。

以上の「指導の個別化」と「学習の個性化」を教師視点から整理した概念が「個に応じた指導」であり,この「個に応じた指導」を学習者視点から整理した概念が「個別最適な学び」である。』

 

こどもそれぞれに最適な教育環境や機会、個に応じた指導を実現するには、数が必要ですね。単に数の問題だけでなく、授業項目別の授業も必要でしょうし、何より授業を支援する職員、これは社会も含めた理解と支援も必要ですし、何より子どもに寄り添う支援も必要と考えます。一人の先生が多くの生徒を支えるといった考え方から、一人の生徒を複数の先生で支えることも大切ではないでしょうか。

 

47 「令和の日本型学校教育」の姿 3

2023/04/27

子供の学び

『現在,GIGAスクール構想により学校のICT環境が急速に整備されており,今後はこの新たなICT環境を活用するとともに,少人数によるきめ細かな指導体制の整備を進め,「個に応じた指導」を充実していくことが重要である。

○ その際,平成28年答申において示されているとおり,基礎的・基本的な知識・技能の習得が重要であることは言うまでもないが,思考力・判断力・表現力等や学びに向かう力等こそ,家庭の経済事情など,子供を取り巻く環境を背景とした差が生まれやすい能力であるとの指摘もあることに留意が必要である。「主体的・対話的で深い学び」を実現し,学びの動機付けや幅広い資質・能力の育成に向けた効果的な取組を展開していくことによって,学校教育が個々の家庭の経済事情等に左右されることなく,子供たちに必要な力を育んでいくことが求められる。 同答申を踏まえて改訂された学習指導要領の総則「第3 教育課程の実施と学習評価」の中で,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善について示された。』

 

クラスの運営においても習熟度別の活動や授業、順序性をもって少人数で取り組むことやグループワークなど大きく転換してきました。繰り返し強調される「主体的、対話的で深い学び」を実現するための礎は、人と人の交わり、関わりで人の意見を聞く、人の意見に左右されず自分の意見を主張し、折り合いをつけることができる能力ではないでしょうか。それは脳の前頭前野の活性化をどれだけするかによって変わってくると思われます。人とのかかわりを大切にする機会が就学前の教育で必要なことではないかと考えます。

 

46 「令和の日本型学校教育」の姿 2

2023/04/26

子供の学び

『同答申を踏まえて改訂された学習指導要領の総則「第4 児童(生徒)の発達の支援」の中では,児童生徒が,基礎的・基本的な知識及び技能の習得も含め,学習内容を確実に身に付けることができるよう,児童生徒や学校の実態に応じ,個別学習やグループ別学習,繰り返し学習,学習内容の習熟の程度に応じた学習,児童生徒の興味・関心等に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れることや,教師間の協力による指導体制を確保することなど,指導方法や指導体制の工夫改善により,「個に応じた指導」の充実を図ることについて示された。また,その際,各学校において,コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え,これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることについても示された。』

 

多くの学校で、ご承知の通り麹町中学で成功した「学校のあたりまえを辞めた」の著者工藤勇一氏の取り組んだ学校改革を全国、熊本市でも取り入れられています。固定担任制の廃止、生徒の自主性など様々な好事例をもとに取り組みが進んでいます。しかし根幹の理念、一斉画一した教育方法、教師は教え込むものだ、学校は勉強だけするところ、同調同圧もそうです。理念がずれていればうまくいきません。生徒や保護者も社会もその理念を理解することが先決のようです。先が不透明な時代、幾多の困難をどう乗り切るかを踏まえると、すぐに結果の出るテストの点数だけに一喜一憂するのではなく、どう困難を乗り切るかに取り組めることが大切です。それぞれの持った個性や能力を結集していくことができるような社会の一翼を担うことが大切であろうかと考えます。

 

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