54 「令和の日本型学校教育」の姿 10 2023/05/11 『子供の学び ICTの活用により,子供一人一人が自分のペースを大事にしながら共同で作成・編集等を行う活動や,多様な意見を共有しつつ合意形成を図る活動など,「協働的な学び」もまた発展させることができる。ICTを利用して空間的・時間的制約を緩和することによって,遠隔地の専門家とつないだ授業や他の学校・地域や海外との交流など,今までできなかった学習活動も可能となることから,その新たな可能性を「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に生かしていくことが求められる。』 技術の進歩はすさまじく、コロナ禍もあって、一気にICT化や情報社会が進歩しました。一般社会でも在宅勤務にもつながり、会社等の会議もリモートでといったことも増えましたよね。教育の現場においても情報を空間的、時間的制約もなしにパソコンや携帯で得ることもできるようになり、学びを広げることにつながりましたが、やはり対面での肌感覚と言いますかニュアンス、表情を読み取ることもあって深めあって共鳴することも大切だと感じています。ただ情報技術の発達には驚く限りですね。
53 「令和の日本型学校教育」の姿 9 2023/05/10 『子供の学び 「協働的な学び」は,同一学年・学級はもとより,異学年間の学びや他の学校の子供との学び合いなども含むものである。知・徳・体を一体で育む「日本型学校教育」のよさを生かし,学校行事や児童会(生徒会)活動等を含め学校における様々な活動の中で異学年間の交流の機会を充実することで,子供が自らのこれまでの成長を振り返り,将来への展望を培うとともに,自己肯定感を育むなどの取組も大切である。』 自己肯定感とは、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であるが、心理学の領域で継続的に高い注目を浴びている概念であるが、その定義や類似の他概念との弁別性などについて、検討の必要性が残っている」とされています。協同的学びにおいて、同一学年だけでなく異学年の学び合いとも表現されています。その中でだれもが納得してくれるような意見を発することができればなお成長にもつながりますよね。ただし、わがままや声が大きいだけでその意見に従わせる、同意を取る勘違いにならないといいですね。
52 「令和の日本型学校教育」の姿 8 2023/05/09 子供の学び 『 ○ 「協働的な学び」においては,集団の中で個が埋没してしまうことがないよう,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善につなげ,子供一人一人のよい点や可能性を生かすことで,異なる考え方が組み合わさり,よりよい学びを生み出していくようにすることが大切である。「協働的な学び」において,同じ空間で時間を共にすることで,お互いの感性や考え方等に触れ刺激し合うことの重要性について改めて認識する必要がある。人間同士のリアルな関係づくりは社会を形成していく上で不可欠であり,知・徳・体を一体的に育むためには,教師と子供の関わり合いや子供同士の関わり合い,自分の感覚や行為を通して理解する実習・実験,地域社会での体験活動,専門家との交流など,様々な場面でリアルな体験を通じて学ぶことの重要性が,AI技術が高度に発達するSociety5.0時代にこそ一層高まるものである。』 なんとなく流れに沿うだけでもなく、もちろん流れに沿って学びを進めることも大切です。それこその場に合わせるといったことも大切ですが、やはり自分の意志や主張も大切であり、異なる考え方の場合にどう折り合いをつけることができるか、協調性だけでもなく、相手の意見も尊重して、折り合いをつけるためにはそれまでに人との関係性をどのような工夫で構築してきたか。そのことも大切になる気がします。だからこそ幼いころからわがままだけでなく、ぶつかり合いはあるものの協調性を育んでいくことが大切だと思います。
号外 ハリーとハニーがやってきた! 2023/05/08 福岡ソフトバンクホークスのマスコット「ハリーホーク」と「ハニーホーク」が、まんごく保育園に来てくれました。5/9に県営藤崎台球場で行われる福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムの試合に先立ち、球団イベント「ファイト九州!」の一環と野球振興の一環での訪問です。野球の体験にひまわり組が挑戦しました。他のクラスは応援です。 昨今、少子化で部活動人口の減少、ましてや野球人口は激減しています。子ども達が楽しく、多くのスポーツを体験する機会が減ってきています。減少の加速化に場所がない、お金がかかる、部活では厳しい練習、時間を取られる。時代とともに変化が必要ですが、やはり勝利至上主義にこだわるがため、意欲をなくす、追いつめるなど間違った厳しさのみを求める事もあると思います。この現代においてもネットや新聞紙上で昭和的、化石的な指導と思われる 時代を逸脱した指導が取り上げられます。子どもの人権、自主性、主体性など配慮がなされないことも多く見受けます。子ども達が楽しく様々なスポーツにかかわることや体験ができることが大切です。子どもは大人の持ち駒ではないはずです。そういった中、昨年はワールドカップサッカーでの日本チームの活躍、今年はWBCでの日本チームの優勝、子ども達も話題に触れる機会もありました。地元九州を拠点とした福岡ソフトバンクホークスさんからのお話を受け、楽しい体験となりました。子どもの笑顔が一番です!ありがとうございました。
51 「令和の日本型学校教育」の姿 7 2023/05/08 子供の学び 『「個別最適な学び」が「孤立した学び」に陥らないよう,これまでも「日本型学校教育」において重視されてきた,探究的な学習や体験活動などを通じ,子供同士で,あるいは地域の方々をはじめ多様な他者と協働しながら,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,様々な社会的な変化を乗り越え,持続可能な社会の創り手となることができるよう,必要な資質・能力を育成する「協働的な学び」を充実することも重要である。』 当園でも小学生の探求的な学習に協力してきました。地域にある保育所として職員数や園児数、仕事の内容などインタビュー形式で行い、学習の協力をしてきました。子どもたち自身が地域のことを知る、さらにその職業について調べる、地域での役割について学ぶ。机上だけではできない学習になっています。中学生のナイストライも職業体験の場ではありますが、地域を知ること、存在を知ること、役割を知ることはとても有用なことと感じており依頼があれば協力をしています。