MENU CLOSE
TEL

園からの発信

35 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 19

2023/04/11

令和の日本型学校教育の構築を目指して より

今日の学校教育が直面している課題

(新型コロナウイルス感染症の感染拡大により浮き彫りとなった課題)

『新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための臨時休業措置が長期にわたって実施される中で,全国の学校現場は,電子メール,ホームページ,電話,郵便等のあらゆる手段を活用して子供たちや保護者とつながることによる心のケアや,また,教科書や紙の教材,テレビ放送,動画の活用等により,子供たちの学習機会の保障などに取り組んだ。

しかしながら,公立学校の設置者を対象とした文部科学省の調査では,ICT環境の整備が十分でないこと等により,このような状況で学びの保障の有効な手段の一つとなり得る「同時双方向型のオンライン指導」の実施状況は,公立学校の設置者単位で15%に留まっている。また,学校の臨時休業中,子供たちは,学校や教師からの指示・発信がないと,「何をして良いか分からず」学びを止めてしまうという実態が見られたことから,これまでの学校教育では,自立した学習者を十分育てられていなかったのではないかという指摘もある。』

 

パンデミックを経験したわけなので、そこで検証し、未来を見据えた対策が望まれます。子どもの困り感に寄り添い、手厚い支援。日本では福祉的要素を持った学校教育を望みたいですし、就学前の施設においてもそのことは当然のことと思います。だからこそ施設に対しても子どもの育つよい環境を整えることができる支援も欲しいと考えています。

 

 

(号外)中学校入学おめでとう!

2023/04/11

中学校の入学式を終えて、保育園に来てくれました。

みんな制服姿でとても凛々しく映ります。卒園して6年も経つのですが、みんな面影はそのままです。

また元気な姿や近況報告に来てください。いつも応援しています。今日は来てくれてありがとうございました。

 

34 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 18

2023/04/10

今日の学校教育が直面している課題

(少子高齢化,人口減少の影響)

『我が国では,少子高齢化が急速に進展した結果,平成20(2008)年をピークに総人口が減少に転じている。

こうした少子高齢化,人口減少という我が国の人口構造の変化は,世界でまだどの国も経験をしたことのないものであり,我が国の学校教育制度の根幹に影響を与え,また,先に述べた採用倍率にも影響を及ぼしている。少子化の進展により小学校と中学校が1つずつしかないという市町村が233団体(13.3%),公立高等学校の立地が0ないし1である市町村は1,088団体(62.5%)という現状も踏まえ,学校教育の維持とその質の保証に向けた取組の必要性が生じている。』

 

熊本市においても人口が一気に減少に進んでいます。出生数はここ10年で何と1,000人も減少しています。7.000人の出生数は6,000人に減少し、ここ数年で500人も減少してしまいました。先行きが不透明、混沌とした時代、経済の進展がなく、給料が20年以上も変わってない。さらには団塊ジュニア世代の出産適齢期を過ぎてしまった。そして晩婚。さらには子育てにお金がかかりすぎる。もちろんお金だけでなく、子育ての人的援助をしてくれる人も必要です。異次元の少子化対策はこういった背景をしっかり受け止めて対応していかなければ人口は減る一方です。誰もが安心して生み育てることのできる社会を望みます。

 

33 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 17

2023/04/07

今日の学校教育が直面している課題

(情報化の加速度的な進展に関する対応の遅れ)

『Society5.0時代を見据えた国家戦略(AI戦略2019)において,データサイエンス・AIの基礎となる理数分野の素養や基本的情報知識を全ての高等学校卒業生が習得することを目標に掲げている一方,高等学校の現状をみると,生徒の約7割が在籍する普通科においては文系が約7割といった実態があり,多くの生徒は第2学年以降,文系・理系に分かれ,例えば,普通科全体のうち「物理」履修者は2割といった実態があるなど,特定の教科について十分に学習しない傾向にあると指摘されている。』

学習指導要領の改訂もあり、高等学校の選択コースによっては数学も1年生以降は学習しない。情報教育の理論の基礎は数学であり、英語でもあるのですがやらないんですよね。英語も我々の時代と違って文法よりもプレゼンテーション英語を多く取り入れられています。時代は変わり、これからのグローバル化を意識した学習指導要領になっています。親世代もアップデイトが必要です。

32 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 16

2023/04/06

今日の学校教育が直面している課題

(情報化の加速度的な進展に関する対応の遅れ)

『情報化が加速度的に進むSociety5.0時代において求められる力の育成に関する課題が指摘されている。

数学や科学に関するリテラシーは引き続き世界トップレベルである一方,言語能力や情報活用能力,デジタル時代における情報への対応(複数の文書や資料から情報を読み取って根拠を明確にして自分の考えを書くこと,テキストや資料自体の質や信ぴょう性を評価することなど)などの課題がある。また,子供たちのデジタルデバイスの使用について,我が国では,学校よりも家庭が先行し,「遊び」に多く使う一方「学び」には使わない傾向が明らかになった』。

 

一気に情報化の時代が到来しましたよね。熊本市においても学校では一人1台のタブレットを使うようになりました。学校でそろう前に家庭では携帯電話の進化や通信網の整備によって既に使われていた中でのタブレットなので、子ども達は違和感なしに使いこなしています。家庭ではゲームや情報ツールとして使っているので子どもも簡単に使いこなしています。20年ほど前は画像やテレビアニメなどビデオデッキにて録画して見たり、レンタルビデオ屋さんが大流行でした。当時言われていたことが2歳のほとんどの子はビデオデッキの操作ができるといわれていました。今は2歳だと携帯を操作できるようになっているようです。

コロナ禍において在宅勤務や学校ではタブレットを使った遠隔授業など変化をしてきました。さらにこのことで学校に行かずとも家庭で学習できることにもなり、学校に行きずらい子どもたちを救うメリットも出てきました。

どう使うかですね。

 

 

top