号外 令和6年度新規入園申込について 2023/09/16 既に熊本市のホームページに掲載されておりますが、令和6年度新規申込の日程が示されておりますのでお知らせします。 ①申請書類配布開始 令和5年10月6日から ※熊本市HPからもダウンロードできます。 ②申請書類配布場所 各認可保育所、各区役所保健こども課窓口 ③一次選考受付期間 令和5年11月1日から令和5年11月21日まで 例年より1か月ほど早まりました。 まんごく保育園においても次年度に向けて施設見学が増えてきました。お電話の上ぜひお越しください。
Ⅱ 令和の日本型学校教育 52 2023/09/15 6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について (3)特例的な措置や実証的な取組等 ①臨時休業時等に学校と児童生徒等の関係を継続し学びを保障するための取組 ○新型コロナウイルス感染症を含む様々な感染症や自然災害等により,臨時休業等が行われるなど,児童生徒等がやむを得ず登校できない場合においても,学校と児童生徒等の関係を継続し,心のケアや虐待の防止を図るとともに,学校の教育活動を継続し,児童生徒等の学びの保障を着実に実施するために,制度的な措置等について検討・整理することが必要である。 ②学校で学びたくても学べない児童生徒への遠隔・オンライン教育の活用 ○学校で学びたくても学べない児童生徒(病気療養,不登校など)に対し,遠隔・オンライン教育を活用した学習について出席扱いとする制度や,学習の成果を評価に反映することのできる制度の活用促進に向けて,好事例を周知し,学校外での学習活動の適切な把握を進めるとともに,制度の利用状況を分析し,より適切な方策を検討するべきである。 児童生徒が学校に登校することが前提であった学校教育。当然今後もそうでしょう。別でも示しましたが、つらい思いで登校できない児童生徒も多くいる現実。災害等で出席が叶わない児童生徒もいる中で、ICTを通じ繋がることの大切さを感じています。小中高大学に関わらず、全ての学校において生徒とつなぐことの大切さがあってこその教育の充実と感じます。しかし、そこに人と関わることが不安な児童もいます。オンラインだからといってグループワークなどの場面に強制的に参加させることには疑問が残ります。繋がってるだけでいいといった児童もいるのです。災害とは別に、心のケアが必要な児童、人との関わりに不安を持った児童に対する支援も考える必要があります。 熊本地震やコロナで学校が休校の時期に熊本市での好事例としてとりあげられた不登校の子どもがオンライン授業に参加したとの報告もありました。そこにはどんな状況であっても「学びたい」といった生徒の意思が繋がることを選んだと受け止めています。学友とのやり取りをしたいけど、すぐには難しいという気持ちのうえではないか思います。「繋がる」だけで十分ではないでしょうか。早急かつ即といったやり取りではなく、授業を聞きたいだけでも十分な活用だと思います。あとはどうつながりを継続するかではないでしょうか。
Ⅱ 令和の日本型学校教育 51 2023/09/14 6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について (2)ICTの活用や,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実 ⑧ICT人材の確保 ○ICTを活用した学びを充実するため,その技術や活用に知見を有するGIGAスクールサポーター109,ICT支援員といったICT人材の確保を促進するべきである。その際,企業や大学とも連携し,地方公共団体がICT人材を確保しやすい仕組みを構築するとともに,地方公共団体のICT人材の確保や遠隔によるサポートも含めた活用の事例を収集して全国に展開することが必要である。 ○とりわけ,ICT支援員は,学校における教員のICT活用(例えば,授業,校務,教員研修等の場面)をサポートすることを想定しており,教師とICT支援員が連携することにより,ICTを活用した授業等を教師がスムーズに行うことができると考えられるため積極的な活用が求められる。 ○また,事務職員についても,ICTを活用した教育活動に必要な人的・物的資源等の調整・調達などを通して積極的に参画できるよう,ICTに関する研修等の充実を図ることが重要である。 ○さらに,教育委員会において,外部人材の活用も含めてICTに関する専門性を有した人材の意思決定を伴う立場への配置を促進するとともに,ICT環境整備(セキュリティ含む)に関する計画策定,ICTを活用した効果的な指導方法等について助言・支援を行うICT活用教育アドバイザーの活用を推進する必要がある。 学校の職員の概念も変わっていかなければなりません。授業を行う教員も専門性をもっての専科の授業、事務や用務員さんたちもさらに必要の感じます。さらにははやり一般企業等でICTに詳しい職員とスキルアップする教員によって構成されつつあります。しかし繰り返しますが、教えるだけ、使いこなすだけでなく子ども同志の関係や人との関係構築、家庭をも配慮できる職員が必要な時代です。管理者もこれまでの経験だけでなく、新たに取り組む姿勢を示していかなければ役割としては不十分な時代となるのでしょう。
Ⅱ 令和の日本型学校教育 50 2023/09/13 6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について (2)ICTの活用や,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実 ⑦児童生徒の特性に応じたきめ細かな対応 ○不登校児童生徒,障害のある児童生徒,日本語指導が必要な児童生徒について,学校間,保護者,関係機関と児童生徒の状況を共有し,支援しやすい環境を構築するため,統合型校務支援システムの活用や帳票の共通化などを通じ,個別の支援計画等の作成及び電子化を進めることが必要である。例えば,都道府県やシステムの開発業者に対して,特別支援教育に配慮したシステム開発を促していく必要があり,個別の教育支援計画の項目の標準化が必要との指摘も踏まえ,今後,文部科学省において,速やかにその参考となる資料を示すなど,支援を進めていく必要がある。 ○また,こうした児童生徒の理解度や特性に応じた学習活動を進めるため,教師やスクールカウンセラー等による遠隔技術等を用いた相談・指導の実施やICTを活用した学習支援,デジタル教材等の活用を図るべきである。 ○さらに,障害のある児童生徒については,ICTの活用が有効であることから,その整備を適切に行うことが重要である。また,ICTを活用した学習支援と対面指導や教師を派遣する形を組み合わせた訪問教育を受ける児童生徒の学習機会を充実すること,遠隔技術を活用した自立活動の支援について実践的に研究を進めることが必要である。加えて,音声読み上げやルビ振り等の機能を持つ学習者用デジタル教科書について,障害のある児童生徒や日本語指導が必要な児童生徒等に対する活用を促すことも必要である。 学校教育の現場で教員の負担となっていることもこの特性に応じたきめ細かな対応であるという指摘もあります。誰もが同じようにできれば何ら負担もないと思いますが、それこそ個性を出せない状況にもなる。出来なきゃ阻害するのでしょうか?今の社会は。一律にはできないから家庭の状況や子どもの背景など十分に理解した職員が必要なのです。そのことは子どもの人権を尊重することであります。幅も広く発達は多様なのです。一斉画一的に同じように同じことを教え込む時代ではありません。様々なツール、特にICTも活用してすべての子どもへの教育を充実させることが国の使命ではないでしょうか。子どもにとって何が有効かも一人一人違うはずです。個を尊重しての対応が望まれます。
Ⅱ 令和の日本型学校教育 49 2023/09/12 6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について (2)ICTの活用や,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化による指導の充実 ⑤高等学校における遠隔授業の活用 ○高等学校における同時双方向型の遠隔授業の実施について,単位数の算定,対面により行う授業の実施などの要件の見直しを行い,教師による対面指導と遠隔授業を融合させた柔軟な授業方法を可能とし,多様かつ高度な学習機会の充実を図るべきである。 ⑥デジタル教科書・教材の普及促進 ○教科書は,児童生徒に国民として必要な基礎的・基本的な教育内容の履修を保障するための各教科の主たる教材として,学校教育において重要な役割を果たしている。その役割を一層効果的に果たすことが期待される学習者用デジタル教科書については,1人1台端末環境が整備される中,ICTを活用した取組の一環として,普及促進を図ることが重要である。このため,学習者用デジタル教科書の今後の在り方等について,その効果・影響等について検証しつつ,使用の基準や教材との連携の在り方も含め,学びの充実の観点から検討を行うことが必要である。また,当該検討結果を踏まえた本格的な導入が見込まれる令和6年度の小学校用教科書の改訂までの間においても,紙の教科書との併用が可能な環境の下で,学習者用デジタル教科書・教材の学校現場における使用が着実に進むよう普及促進を図る必要がある。 デジタル教科書が出現するのでしょうね。デジタル化が進む社会とはどうなるのか、昭和世代の我々には未来社会がもう目の前に来たといったところです。ICTの利用はあくまでも学校の授業が充実することであり、そのことが生徒の学習の充実に向けられ、かつ、教員の負担軽減と両立が必要に思います。今はデジタル化により教員の負担がさらに増している状況ではないでしょうか。専門スタッフの充実も必要だと感じます。