私達の取り組む保育 シリーズNo.1-2 2022/09/06 1.「縦割りではない異年齢保育」 1-2 年齢別でわける方法でいいの? 保育園では「生活」が基本。生活の中にそのシーンが現れて、必要になった時に興味を持って学習し、身につけていくことが大切です。椅子に座って一斉に学習するものではありませんし、年齢で分ける方法には無理があります。特に3歳児以上になると、発達の度合いは、年齢よりも個人差が大きくなります。では、どんな保育形態がいいのでしょうか? そこで私達は、子どもの成長に合わせた編成が有用と考えています。もちろんすべてということでもなく、場面場面での編成が有用と考えています。0歳1歳は1つのクラスとし、成長に応じたグループ分けでの活動や支援、2歳児はある程度のことができるようになるので、1つのクラスとしてまとまった支援をしていきますが、当然個々の成長に合わせたグループ分けの活動も必要です。3歳以上児は基本的生活習慣も少しずつ身についてきますので、全体で取り組む活動、習熟度別の活動、順序性で交代して行う活動など個人差に応じた活動の組み合わせで行うようにしています。 よく例えるのですが、活動として「折り紙をする」とします。5回折り、10回折り、15回折りを準備して、子どもに選択させ取り組んでみる。子どもはできそうなもの、やってみたいもの、担当の先生としたいからと様々な要素で選択をします。まず、子どもが選ぶということが大切です。そして成功体験を積む。次にチャレンジするよう促すことによって活動の満足度は高まります。させるやらせることとは大きく異なります。子ども自ら選んで取り組み、子どもの意思の尊重も大切な要素です。声のかけたも大きく異なってきます。させる、やらせる、やってあげるとは違う取り組みです。そこには年齢で区切ると無理があるからです。3歳と4歳、4歳と5歳、月齢や成長を踏まえると逆転していることもあります。一人ひとりの成長を大切にすることを念頭においています。
私達の取り組む保育No1-1 2022/09/05 見学にお越しいただく家庭が増えてきました。また、在園中の保護者に皆さんにも確認の意味を込めて私達の取り組む保育について、説明をしていきたいと思います。 私達の取り組む保育の特徴 No.1-1 1.「縦割りではない異年齢保育」 1-1子どもの発達の順番って? どの子も同じように時間的経過の中で発達していきます。おすわりができる、はいはいする、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩き。でも、発達は時間の経過だけではなく、多様な要因が働いています。年齢的な要因よりも、環境の影響、経験からの影響、時代的な要因などが大きく作用するとも考えられています。 3歳以上の子どもに対しては「○歳にもなって!」という見方よりも「その子がどうであるか?」を認めていくことの方が、より重要です。 子どもの権利を保障するためにも、年齢ごとに区切るのではなく、大きく幅を持って子どもの発達を見つめるゆとりが大事になってくるのです。 このことから、0歳~1歳児についてはクラスを分けず、大きな部屋の中で過ごしますが、発達の段階に応じてグループを分け、それぞれの子ども達がしっかりと成長できるように支援していきます。はいはいの子、つかまり立ちの子、よちよち歩きの子。子どもの成長は月齢だけでなく、環境に大きく左右されます。所属クラス、月齢のみを指標にするのではなく、その子の成長に応じて取り組んでいます。 食事もそうですよね。特に離乳食です。しっかりとこの時期に取り組むことによる咀嚼力が、その後の成長に影響することが言われています。4月の時点で0歳と1歳に分けてしまい、1歳児でも月齢はまだ1歳1か月2ヶ月の子達もいます。1歳児クラスでも離乳食に対応する必要があります。年齢別クラスのみを指標とするならば、成長の過程で月齢の遅い子はその時期をないがしろになってしまうこともあります。
台風11号に備えましょう! 2022/09/02 今週末から週明けにかけて台風11号の接近が予想されています。特に週明け月曜日、火曜日あたりは暴風雨が予想されていますので、天気予報や災害通知などしっかりと情報を入れ対応しましょう。2階保育室からの今日の天気は、曇り空です。
9月のお集まりをしました! 2022/09/01 9月となり、朝から集会を行いました。 園長から、9月の行事と台風について勉強をしようとお話をしました。 秋ならではの行事を楽しむことができればいいと思います。中旬には恒例の「さんまの蒲焼」も行います。
ECECcenterMANGOKUの表示 2022/09/01 多くの保育所が「nursery school」と表示されていますが、nursery schoolは、イギリスで、2~5歳までの幼児のための公立の教育施設を指し、日本の保育所、託児所に相当とされています。私たちは、認定こども園に移行して、もっと乳幼児期の教育を意識した体制を図ることも大切であり、さらには乳幼児について深く掘り下げ、育ちについて意識した取り組みをしようとする意気込みの表れと受け止めて下さい。もちろん幼児教育=早期教育、小学校の前倒し教育、教え込み教育ではないことはお察しの通りです。 ECECとは、Early Childhood Education and Careの略称。世界の幼児教育の指針や制度はさまざまですが、幼児教育を表す語として使用されており、日本では「乳幼児期の教育とケア」、あるいは「乳幼児期の教育と保育」「人生初期の教育とケア」と訳したりされます。Careは、自立できない乳幼児の保護だけを意味せず、援助する側である保護者と援助される側である乳幼児とのやり取りのすべてにおいて、生きることを伝え合う営みを意味しています。Educationを指導による知識の伝達行為ととらえるならば、Careは、やり取りによって生活を理解し合うものとなります。こういったことを行う保育施設としてcenterとしました。