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園からの発信

こども大綱47

2024/05/20

(居場所づくり)

全てのこども・若者が、年齢を問わず、相互に人格と個性を尊重しながら、安全に安心して過ごせる多くの居場所を持つことができるよう、社会全体で支えていくことが必要である。もとよりこども・若者の「居場所」とは、こども・若者が遊んだり、何もしなかったり、好きなことをして過ごす場所や時間、人との関係性全てが「居場所」になり得るものであるが、その場を居場所と感じるかどうかはこども・若者本人が決めるものであるという前提に立って居場所づくりを推進する。その際、こどもの居場所を新たにつくっていくことに加え、すでに多くのこども・若者の居場所となっている児童館、こども会、こども食堂や学習支援の場など地域にある多様な居場所、公民館や図書館などの社会教育施設などについても、こども・若者にとってよりよい居場所となるよう取り組む。こうした点を含め、誰一人取り残さず、こども・若者の視点に立った多様な居場所づくりが行われるよう、「こどもの居場所づくりに関する指針」に基づき、こども・若者の声を聴きながら居場所づくりを推進する。

全てのこどもが放課後を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、放課後のこどもの遊びと生活の場である放課後児童クラブの受け皿整備を着実に進め、放課後児童クラブの安定的な運営を確保し、待機児童の早期解消を図るとともに、学校施設の利用促進の観点も含め首長部局・教育委員会等の連携を促進する等の放課後児童対策に取り組む。

 

子どもの居場所として学校が掲げられていますが、もちろん就学前のこども達の施設も同等の役割を果たしています。就学前の施設の方が開所時間も長いことから延長保育や土曜保育等を利用しながら保護者の就労を支え、子どもの育ちを保障してきています。しかしながら小学校へ上がると当然授業カリキュラムから登校は8時ですが下校が3時過ぎ、低学年はもう少し早く帰ってきますよね。このことから子育て世帯において、一昔前は小学校へ子どもが上がると時間短縮の勤務や、離職して子育てをするしかなかったのです。ここに学童保育、放課後児童育成クラブが整備され、次第に就労を辞める必要もなくなり就労支援ができるようにはなりましたが、そのことが子どもの居場所としての存在感も増してきていますし、必要なことではありますが、根本的に子育て負担は変わらないような社会です。背景に核家族化です。さらに周りに子育てを応援してくれる世帯がないことを含め、私は根本的に見直し視点も必要だと思います。仕事に関して時短等でキャリアを失うことなく、子育て世帯は優遇されるようにしたほうが子育て世帯にはありがたいのではないでしょうか。もちろん経済的に減らないことも必要です。もっとこの辺考えて下さればいいのですが。

<写真 日本財団>

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