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園からの発信

教育・保育要領解説51

2024/02/27

カ 思考力の芽生え 2

保育教諭等は、園児が不思議さや面白さを感じ、こうしてみたいという願いをもつことにより、新しい考えが生み出され、遊びが広がってくことを踏まえる必要がある。このため、保育教諭等には、環境の中にあるそれぞれの物の特性を生かしつつ、その環境から園児の好奇心や探究心を引き出すことができるような状況をつくるとともに、それぞれの園児の考えを受け止め、そのことを言葉にして園児に伝えながら、更なる考えを引き出していくことが求められる。また、園児が他の園児との意見や考えの違いに気付き、物事をいろいろな面から考えられるようにすることやそのよさを感じられるようにしていくことが大切である

幼児期の思考力の芽生えは、小学校生活で出会う新しい環境や教科等の学習に興味や関心をもって主体的に関わることにつながる。また、探究心をもって考えたり試したりする経験は、主体的に問題を解決する態度へとつながっていく。

 

様々な事象に気づき、言葉で表現して、伝えていくことの大切さを多く経験することが、小学校生活における新たな環境に関わり、対応していくことができる。そのことは教わるのではなく、自ら経験し体感していくことであり、指示されて学ぶもので張りません。多くの経験、体験からこういったことに気付き、多方面から捉えることのできる日々の生活でありたいと思います。さらに大人が決めつけることのないようにする配慮も必要です。子どもにとって感じ取ったこと、思考したことを大人の意見に従わせることも避けなければなりません。子ども自身が気付き感じることが大切です。ここが知識を覚えるだけなのか、子どもの創意工夫を育むかの分かれ道だと思います。

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