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園からの発信

教育・保育要領解説11

2023/12/22

第1節幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本及び目標等

1 幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本

(3) 幼保連携型認定こども園における指導の意義

一般に「指導」という場合、幼保連携型認定こども園における指導は、園生活全体を通して園児の発達の実情を把握して園児一人一人の特性や発達の課題を捉え、園児の行動や発見、努力、工夫、感動などを温かく受け止めて認めたり、共感したり、励ましたりして心を通わせ、園生活の流れや発達などに即した具体的なねらいや内容にふさわしい環境を設定し、園児の展開する活動に対して必要な助言・指示・承認・共感・励ましなどが含まれる。

こうした指導は、乳幼児の理解に基づく指導計画の作成、環境の構成と活動の展開、園児の活動に沿った必要な援助的な関わり、評価に基づいた新たな指導計画の作成といった循環の中で行われるものである。教育・保育要領第1章第2の2(3)クでは「園児の主体的な活動を促すためには、保育教諭等が多様な関わりをもつことが重要であることを踏まえ、保育教諭等は、理解者、共同作業者など様々な役割を果たし、園児の情緒の安定や発達に必要な豊かな体験が得られるよう、活動の場面に応じて、園児の人権や園児一人一人の個人差等に配慮した適切な指導を行うようにすること。」としている。このため、保育教諭等は、主体的な活動を通して園児一人一人が着実な発達を遂げていくために、園児の活動の場面に応じて様々な役割を果たしつつ、適切な指導をしていかなければならない。幼保連携型認定こども園における教育及び保育において、指導上、保育教諭等が担う役割は極めて重要なのである。

 

指導は、相手に対して一方的に知識や技能を与えるものであるという受け止め方をされることもあるが、乳幼児保育においては、園児の展開する活動に対して必要な助言・指示・承認・共感・励ましなどが含まれる。とされています。一部学校ではいまだに「指導」の目的は極端に言えば「矯正」させるべく言葉にも聞こえます。時代に合わせた指導が大切であり、乳幼児期には適切な助言や励まし、共感であるべきです。教職員保育者もアップデイトしていかなくてはなりません。

 

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