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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 60

2023/09/28

8.人口動態等を踏まえた学校運営や学校施設の在り方について

(3)地域の実態に応じた公的ストックの最適化の観点からの施設整備の促進

○今後の学校施設は,学習指導要領を踏まえた多様な学習活動へ対応するとともに,気候変動等の影響により激甚化・頻発化する自然災害に的確に対応する必要がある。そのため,耐震化や老朽化対策,防災機能強化115などを通じて,子供たちの生命を守り,地域の避難所としての安全・安心な教育環境の整備が求められることに加え,当該施設を利用する多様な人々の多様な活動に対応するものとして,また,社会環境等の変化に対応できるものとして,柔軟性・可変性にも配慮する必要がある。

○一方で,学校施設の実態を見ると,第2次ベビーブーム世代の増加に伴って建設された多くの施設が一斉に老朽化し更新時期を迎えており,少子高齢化・人口減少が進む中,各施設に必要な機能を維持するため,都市部,地方にかかわらず全ての設置者において個別施設計画を策定し,限られた財源の中で戦略的に学校施設の整備を進めることが重要である。

○このため,各設置者は,子供たちの多様なニーズに応じた施設機能の高機能化・多機能化や避難所としての防災機能強化を図りつつ,地域の実態に応じて,小中一貫教育の導入や学校施設の適正規模・適正配置の推進,財政負担の軽減等にもつながる長寿命化改良,地域コミュニティ拠点形成等の観点から他の公共施設との複合化・共用化など,計画的・効率的な施設整備を進める必要がある。これらを促進するため,国は,当該地方公共団体の財政状況,個別施設計画の策定状況等を踏まえ,支援の充実を図ることが必要である。

○あわせて,こうした整備の方針については,全ての設置者が今年度末までに策定する個別施設計画に適時反映していくことが重要となる。

 

現在の小中学校は地域の避難所となる場合やいかんせん生徒が学校にいる時間帯においてもその耐震性は確保されなければなりません。耐震のための補助的構造物があったりしていますよね。災害等の場合には地域住民の避難所にもなるので絶対的な耐震構造が求められます。施設機能も随分と変わってきました。専門教科対応の部屋や特別支援の部屋など必ず設置されています。ここ数年で冷房設備の整備も進んでいます。ただし、私たちは熊本地震を経験しました。小学校には地域住民の方ですぐに体育館はいっぱいとなり、運動場は車で避難してきた車両で埋まりました。受け入れの人数や優先も検討しておく必要があります。

 

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