Ⅱ 令和の日本型学校教育 37 2023/08/25 2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について (5)生涯を通じて心身ともに健康な生活を送るための資質・能力を育成するための方策 ○また,今後,ますます多様化する社会の変化の中で,子供たちの置かれている生活環境も様々であり,食育においても今まで以上に個別に寄り添った支援が求められる。加えて,学習指導要領にもあるとおり,現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力の一つである,食に関する資質・能力を定着させるには,教科等横断的な視点での学びが求められるとともに,児童生徒が他者と協働して主体的に学習活動に取り組むことが重要である。このため,健康教育の基盤となる食育の推進を担う栄養教諭等の専門性に基づく指導の充実を図るとともに,学校栄養職員の栄養教諭への速やかな移行を図るなど,栄養教諭の配置促進を進めることが必要である。 健康を害してはじめて気づく食の大切さです。若い時にはあまり影響もないことですが年を重ねるごとに若い時の食生活の影響を感じてしまう現実があります。食の大切さ、基盤となることなどより専門家による教育を充実させる必要がありますよね。このことについても都会と地方では大きな違いもありますが、人の配置や巡回教育、ICT活用での遠隔授業など必ず食について専門家の授業や指導が受けられ体制にして欲しいものです。保育所等には栄養士の配置等が推進されています。