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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 3

2023/07/06

1.幼児教育の質の向上について

(2)幼児教育の内容・方法の改善・充実

②小学校教育との円滑な接続の推進

○幼児教育施設で育まれてきた資質・能力を,小学校教育を通じて更に伸長していくためには,「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を手掛かりに,幼児教育施設と小学校の教職員が子供の成長を共有するなどの連携を図るとともに,小学校ではスタートカリキュラムも活用しながら幼児教育と小学校教育との接続の一層の強化を図る必要がある。

○幼児期から小学校への教育的なつながりを確保するためには,園長・校長のリーダーシップの下,幼児と児童の交流だけでなく,幼児教育施設と小学校の教職員が,両者の教育について理解を深め,また,両者が抱える教育上の課題を共有しておくことが重要であり,幼児教育施設と小学校の教職員の合同研修等の継続的な実施や,人事交流,相互の派遣研修等の推進が必要である。

 

小学校との円滑な接続は課題です。市町村によっても大きな差があるのが現状です。年1回の幼保小中連携時間は45分の授業の様子を見るだけと45分程度の意見交換連絡会では一人一人の子どもの様子を伝えることは困難です。保育要録というものがあり、子どもの姿をお伝えする資料をお渡ししても何か課題や事案がない限り目に留まらないのではないかとも思います。これによって受け手側の型にはまらない生徒はどう捉えられているのかと不安になることもありますが、家庭環境や生育状況をしっかりとらえて支援があって学びに結びつくといった保育所的な考えだけではいけないのでしょう。多忙な先生たちの学校とのつながりを具体的に進めていく必要があります。随分と昔から言われている合同研修会、人事交流、派遣研修。我々保育の現場の先生においても教員免許を持つ職員も多く出てきましたが、学校の先生たちに的確なお伝えができるよう保育現場の質の向上も必要です。

 

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