34 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 18 2023/04/10 今日の学校教育が直面している課題 (少子高齢化,人口減少の影響) 『我が国では,少子高齢化が急速に進展した結果,平成20(2008)年をピークに総人口が減少に転じている。 こうした少子高齢化,人口減少という我が国の人口構造の変化は,世界でまだどの国も経験をしたことのないものであり,我が国の学校教育制度の根幹に影響を与え,また,先に述べた採用倍率にも影響を及ぼしている。少子化の進展により小学校と中学校が1つずつしかないという市町村が233団体(13.3%),公立高等学校の立地が0ないし1である市町村は1,088団体(62.5%)という現状も踏まえ,学校教育の維持とその質の保証に向けた取組の必要性が生じている。』 熊本市においても人口が一気に減少に進んでいます。出生数はここ10年で何と1,000人も減少しています。7.000人の出生数は6,000人に減少し、ここ数年で500人も減少してしまいました。先行きが不透明、混沌とした時代、経済の進展がなく、給料が20年以上も変わってない。さらには団塊ジュニア世代の出産適齢期を過ぎてしまった。そして晩婚。さらには子育てにお金がかかりすぎる。もちろんお金だけでなく、子育ての人的援助をしてくれる人も必要です。異次元の少子化対策はこういった背景をしっかり受け止めて対応していかなければ人口は減る一方です。誰もが安心して生み育てることのできる社会を望みます。