共感を暴走させたのは“言葉”2 2023/02/22 『それまでのコミュニケーションは、踊りとか対面とか「身体の同調」を伴っていた。その限界は、大体150人ぐらいだろうと言われているのです。でも、言葉というのはそれを超えて、情報によって人々を結束させ、共同体を超えてつながるような状況をもたらしました。それは人間の繁栄にとって、とても大きな貢献をしたのです。』 他の研究者からも対面や身近にコミュニケーションが取れる集団の数は150人と言われています。身体の同調を伴う人数はこの数が限界なのでしょう。それ以上になるとなんとなく顔は分かるが同調することは難しいと実感できますよね。そこに言葉を取得することによってさらに人と人の関係に広まりと繁栄に結びついてきたとの見解に同感できますね。 さらに現代では、情報網を使えば国を超えての大きな繋がりさえ可能です。しかしそこには身体の同調はなく、情報を得る上では危険も伴います。また、AIの発展でヒトは「自分に都合のよい情報が心地よく」、「人間は何が真実かを判断できない」とも言われます。情報によって左右されやすいということでしょうか。言葉に左右されてしまうことも考えないといけませんね。