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園からの発信

心と進化

2023/01/04

新年明けましておめでとうございます。新型コロナ等感染症について、まだまだ心配ではありますが、どうか新しい年が皆様にとってすばらしい年になりますよう祈念致します。

さて本園HPにおいての「お知らせ」については園の取り組みや理念を外部向けに発信するとしております。堅い文章が続いておりますが、就学前児童の保育に関連することが発信できればと思いますのでご理解をお願いします。新年最初は、前年末の令和の日本型保育を休憩して、藤森平司先生のブログを引用して起稿します。

『心と進化』 2022年10月28日より

「NHK番組のヒューマンの隠れテーマが「自分のものなのに、自分の思い通りにならない—それが心というものだ。」というのは面白いですね。これを探すために、人類の進化から探るというのも、私が保育のヒントを進化から探ると同じように、ヒトというものの追及ですね。高間さんは、「心が思い通りにならないということについては、誰もがさまざまに経験済みなはずで、納得していただけることと思う」と言っています。例えば、「やらなくちゃいけないことがはっきりしているのに、やる気が出ない」とか、「思いがけず怒りが湧いてきて、つい怒鳴ってしまった」とか、「こんな薄情な奴とはもう縁を切りたいけど、未練な心を断ち切れない」とか、その場面は多様だけれども、ひっくるめていえば、つまりは「自分の心を自分で自由にできない」という限界にぶち当たるのは、人生の避けがたい必然だろう、とも言います。しかし、誰もが何度も思い通りにならない事態を経験し、大人になっていく。それが人生のほろ苦い味というわけであると言うのです。」

 

「自分の心を自分で自由にできない」。まったくもって共感。そしてなぜなのだろう。自分の心なのにと葛藤もありますよね。思ったことと逆の表現になったり行動となったり、人間の心って不思議ですよね。

年末にはNHK ACADEMIAで元京大総長で人類学者の山極壽一氏の講座を拝聴しました。年明けには2018年に放送の「人類誕生」が再放送されていて思わず見入ってしまいました。「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」も影響を受けた本です。

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