シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン25 2024/08/22 2.幼児期までのこどもの育ちの5つのビジョン (2)「安心と挑戦の循環」を通してこどものウェルビーイングを高める ③幼児期までのこどもの育ちに必要な豊かな「遊びと体験」 (多様なこどもやおとなとの出会い) ○遊びにおいて、こどもは特定のおとなとの関係だけではなく、多様なこどもやおとなとの出会いの中で育つことを踏まえることが重要である。自分一人でじっくり遊ぶ一人遊びが大切であるとともに、こどもは他者との関わりの中で多様な刺激を受けながら、次第に自分の世界を広げ、成長する。 ○こどもは、保護者・養育者あるいはそれ以外のおとなとの信頼関係を基盤にしながら、次第に同年齢・異年齢の親しい友達が生まれる中で、葛藤やいざこざを経験しながら、他者への親しみを通して自己の世界を広げていく。保護者等の特定のおとなや同世代のこども同士の関わりが大切であるが、それ以外にきょうだい、異年齢のこども同士、地域の様々なおとなとの関わりを通して多様な人間関係を学ぶ。 様々な人と関わることによる人間関係を学ぶとしています。しかし、なかなか周りの人との関わりがうまくいかなかったり、躓くことも起きるのが子ども時代です。上手くくりぬけることのできる子なんてほとんどいないのです。ぶつかり合い学び合ううえで周りの配慮も必要です。その時どんな支援ができるのか、望むのか。一昔前の時代に様々な関わりを経験して乗り切ることができると言われていましたが、そうではないこともあるのです。このことに対しては子どもや家庭へのヒントや支援が必要なのです。