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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 53

2023/09/19

6.遠隔・オンライン教育を含むICTを活用した学びの在り方について

(3)特例的な措置や実証的な取組等

③個々の才能を存分に伸ばせる高度な学びの機会など新たな学びへの対応

○遠隔・オンライン教育も活用した,日本や外国の大学や研究機関,企業等をはじめとした社会の多様な人材・リソースなどを活用することで,最先端のアカデミックな知見を用いた特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する指導について,実証的な研究開発を進めることが必要である。

○義務教育段階において,ICTの活用等による効果的・効率的な学習と,探究的な学習の充実を組み合わせるなど,カリキュラム・マネジメントに係る学校裁量の幅の拡大の一環として,教科等の特質を踏まえつつ,教科等ごとの授業時数の配分について一定の弾力化が可能となる制度を設けるべきである。

○また,特別な配慮を必要とする児童生徒に関して特別の教育課程を編成し,多様なメディアを効果的に活用し遠隔教育を行うこと(やむを得ず学校に登校することができない児童生徒については,学校外における受講も認めること)について,特例的な措置を講じ,対面指導と遠隔教育とを最適に組み合わせた指導方法の研究開発に向けた実証研究を実施するべきである。

○高等学校段階において,多様なメディアを効果的に活用し,生徒の実情に応じて家庭における同時双方向型のオンライン学習を授業の一部として特例的に認めることにより,対面指導と遠隔・オンライン教育とのハイブリッド化を図る取組を検討することが必要である。

 

義務教育にも特例的な措置や実証的な取り組みとあります。これまでは家庭において特に特化するような才能をもったこども達もいましたが、学校の授業として取り組むことはなかったが、進めることができるとしています。これによりごくごく少数の対象者とはなるでしょうが、学校の管理者の考え方ひとつで挑戦できる。特に最近だとプログラマーといったことをどんどん進めていく生徒もいると聞きますし、昔からあるような芸能分野等でも活躍する子ども達もいるわけですから、基礎学力をも踏まえた高度な学びの機会への取り組みも必要な時代となり、社会においても理解すべきことであると感じます。ただし時代は急速に進んでいくことも忘れてはなりません。進歩に後れを取った場合や行き詰った場合をどうフォローするのか。子どもの一生をしっかりと理解しあって進むことも大切ではないでしょうか。スポーツにもよくあります。文武両道、特化した競技だけしていても故障や挫折した場合には取り返しがつかない。逆にどんなに能力があろうともけがや故障で離脱してしまうこともあるのです。何度失敗しても、挫折しても挑戦することも大切です。しかし自己の生活のことを判断できる年齢ではなく、周りの理解やバックアップが必要です。特に特化した能力、才能を有する子どもを延ばすことはとても大切ですがその後のフォローはどうするのかなど少し不安を感じます。

 

 

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