MENU CLOSE
TEL

園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 32

2023/08/18

2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について

(3)義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方

②義務教育9年間を見通した教師の養成等の在り方

○現行制度においても,大学で最初に取得した教諭の免許状を基礎として,勤務経験と講習の受講の組み合わせによって他の学校種の教諭の免許状を取得することや,中学校教諭の免許状を保有する教員が小学校で当該免許状の教科を教えることが可能となるなど,教員免許状に係る学校間の垣根は低くなってきている。

○教科担任制の導入なども踏まえ,教師には,一層,学校段階間の接続を見通して指導する力や,教科等横断的な視点で学習内容を組み立てる力など,総合的な指導力を教職生涯を通じて身に付けることが求められる。このため,教員養成段階では,小学校教諭の免許状と中学校教諭の免許状の両方の教職課程を修了し,両方の免許状を取得することが望ましいが,2つの教職課程を同時に学生に求めることは学習範囲も広範にわたり,負担が大きい。

○このため,従来,小学校と中学校の教職課程それぞれに開設を求めていた授業科目を共通に開設できる特例を設けることにより,学生が小学校と中学校の教諭の免許状を取得しやすい環境を整備する必要がある。

 

教員資格取得ってとても大変なのですね。更に教育実習はとても大変だといった報道もあります。高い志と明確な目標、使命感など敬服します。そのうえで現場に出て多様化する児童生徒や家庭環境への対応など日々の授業のみならず、多くの課題を解決していかなければならない教職員です。負担は何なのか、負担をなくすには何が必要なのか現場の実情を把握しての対応を望みたいですね。

 

top