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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 31

2023/08/17

2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について

(3)義務教育9年間を見通した教科担任制の在り方

①小学校高学年からの教科担任制の導入

○新たに専科指導の対象とすべき教科については,既存の教職員定数において,学校規模に応じて音楽,図画工作,家庭,体育を中心とした専科指導を実施することが考慮されていることや,地域の実情に応じて多様な実践が行われている現状を踏まえ,これらの点に引き続き配慮することに加えて,系統的な学びの重要性,教科指導の専門性といった観点から検討する必要がある。その上で,グローバル化の進展やSTEAM教育の充実・強化に向けた社会的要請の高まりを踏まえれば,例えば,外国語・理科・算数を対象とすることが考えられる。当該教科の専科指導の専門性の担保方策や専門性を有する人材確保方策と併せ,教科担任制の導入に必要な教員定数の確保に向けた検討を進める必要がある。

 

学校規模によって教職員配置が違うのですね。小さな規模ほど多く人の配置がない。大規模だと教科担任と学級担任の配置に加え、他職員の配置もできる。これは就学前施設でも同じなのです。小規模だからより身近に教員と児童生徒の距離が近まるものの、学習教科の専門性を問われると教員の負担につながる。逆に大規模だと一人一人の生活面や福祉的要素にどこまで関係性を気付けるかといったこともあろうかと思います。どの地域、児童生徒の数に関係なく、繰り返しますが、視点は寄り添う支援ができるかが大切ではないだろうかと感じます。

 

 

 

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