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園からの発信

Ⅱ 令和の日本型学校教育 27

2023/08/10

2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について

(2)教育課程の在り方

③カリキュラム・マネジメントの充実に向けた取組の推進

○一方で,標準授業時数の在り方をめぐっては,児童生徒や教師の負担について考慮すべきとの指摘や,学習状況に課題のある児童生徒も含めて指導すべき内容を一般的に教えることが可能なものとなっているのか,ICTを活用した学習指導を踏まえた柔軟な在り方について検討が必要,といった指摘がある。

○また,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための臨時休業からの学校再開後には,教育活動や時間の配分等を再検討し,学校の授業における学習活動を重点化するなど,地域や家庭の協力も得て児童生徒の学習の効果を最大化できるよう,カリキュラム・マネジメントを行うことの重要性が指摘された。

○このような指摘を踏まえれば,新学習指導要領の趣旨の実現に向けて,各学校におけるカリキュラム・マネジメントの充実・強化を図る観点から,標準授業時数の意義を踏まえつつ,各学校が持っている教育課程の編成・実施に関する裁量を改めて認識し,学校や地域の実態に応じて責任を持って柔軟に判断できるようにしていくことが重要である。教育委員会においても,各学校の持っている裁量を明確にし,学校や地域の実態に応じた柔軟な教育課程の編成・実施が行われるよう,適切な指導及び環境整備に関わる包括的な支援を行うことが求められる。

 

月曜日から金曜日まで朝8時30分から午後3時30分までがおおむねの義務教育学校の授業時間ですよね。45分30コマ、学校によっては50分30コマのなかでたくさんの教科を横断的に学んでいくわけであり、新たなICT化を活用した授業の振興がなされています。学校や地域の実態に応じた柔軟な教育課程の編成・実施とあるように、児童生徒の実態に応じた支援ができる体制を整えることが求められるとされているなら、感染症や不登校の児童生徒にも学習の機会が得られることも大切です。そのために学校、自治体が果たすべきことを認識することが大切ですね。

 

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