Ⅱ 令和の日本型学校教育 21 2023/08/02 2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について (2)教育課程の在り方 ○新学習指導要領において育成を目指す資質・能力のうち,「学びに向かう力,人間性等」については,主体的に学習に取り組む態度も含めた学びに向かう力や,自己の感情や行動を統制する力,よりよい生活や人間関係を自主的に形成する態度等を育成することとされている。また,児童生徒が,学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら,社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう,特別活動を要としつつ各教科等の特質に応じて,キャリア教育の充実を図ることとされている。 指導する立場とされてきた教員の立場が大きく変化してきていることもあります。指導は頭ごなしに教え込むことからファシリテーターとしての役割のほうが重要である。が、どうしても指導する立場といまだに上から目線で物事を指示してしまうことにつながないようにして欲しいですね。教科担当制もより専門的に学ぶことは大切ですが、一方的な講義とならぬことが大切ではないかと感じます。普段の児童生徒との関わりがあって義務教育は成り立つ。家庭やその子の置かれている事情が多様化している中で教科だけを教え込んで教員の満足にならないことを望みたいですね。学ぶ側も自分の将来をも見通しながらとの記述や社会的職業的自立に基盤となる資質能力とされていることもしっかり受け止めていく必要もありますね。