Ⅱ 令和の日本型学校教育 14 2023/07/24 1.幼児教育の質の向上について (7)新型コロナウイルス感染症への対応 ○新型コロナウイルス感染症への対応をとりつつ,子供の健やかな育ちを守り支えていくため,幼稚園等において,保健・福祉等の専門職や関係機関等とスムーズに連携できるよう,地方公共団体における幼児教育推進体制の整備,研修の充実等による資質等の向上を図るとともに,トイレや空調設備の改修等による衛生環境の改善等の感染防止に向けた取組の推進や園務改善のためのICT化の支援など教職員の勤務環境の整備などを進めていくことが必要である。 就学前施設にも保健にかかわる職員の必置はあたり前だと思います。しかし、新型コロナのような対応を各施設で図れという点については、疑問も残ります。あくまでもここは保健所から適宜最新の指示を出していただく必要がありました。日本国内でコロナ感染拡大が確認された当初には、保健所の業務がひっ迫することから、各施設で濃厚接触者の特定を行うよう指示がありました。よくよく考えるととても危険な判断を保育施設に委ねられたと思います。保健所から的確な指示を受け取り、施設長指示のもと対応が図られるべきことであったと感じています。看護師が配置されていれば診察や診断ができる事ではありませんよね。病気やけがの診断はあくまで医師しかできません。時々聞く看護師に診断をゆだねることや頼ってしまうことは看護師さんからしても法違反であり、勘違いしないようにしたいですね。ただし感染症が拡大するような時期に園医や保健所と連絡を取り、施設に適切な指示を受ける専門職がいると安心感があります。業務の過誤や行き過ぎた行為は慎むものの、専門職の配置は利用者の安心につながります。