Ⅱ 令和の日本型学校教育 9 2023/07/14 1.幼児教育の質の向上について (4)幼児教育の質の評価の促進 ○各幼児教育施設において,学校関係者評価等や,必要に応じて第三者評価を実施するなどし,教育活動その他の園運営の状況について評価し,その成果を施設の運営や環境づくり,教育課程等や指導などに生かすことにより,持続的に改善を促すPDCAサイクルを構築することが必要である。 ○また,自己評価や学校関係者評価を各園のカリキュラム・マネジメントにつなげていくことが重要であるとともに,専門的知見を有する者が参画する公開保育の仕組みを学校関係者評価に活用することは有効である。 ○このため,学校評価として,子供の学びの過程や教職員の指導,施設の運営や環境等に対する評価を行う際の観点や方法に関する指針や留意事項等の作成等,幼児教育の質に関する評価の仕組みの構築に向けた手法開発・成果の普及といった取組の充実を図ることが重要であるが,その際には,各幼稚園等が評価疲れを起こさないよう,効果的・効率的に実施できるものにするよう留意する必要がある。 学校関係者評価や第三者評価の実施など課題があります。現在は受けることが目的に留まり、教育活動につながるようには到達していません。マニュアルの整備などに追われ、整備できていないことを指摘されることや評価者の専門性によって視点も大きく変わりはしないだろうか、といった不安で取り組みが進みません。公開保育にしても保護者への公開保育もいわゆる保育参観や授業参観の形式的なことに留まり、教育研究にはまだまだ繋がっておらず、課題が残ります。当園では、同様の理念で保育を実施する園との公開保育や研修会を実施して,より専門性や取り組みについてのアドバイスを受け高めるようにしています。さらに保育施設からの見学も多く受け入れていますが、学校関係者への公開保育には至っていません。今後の課題としています。