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園からの発信

25 変化する社会の中で我が国の学校教育が直面している課題 9

2023/03/28

今日の学校教育が直面している課題

(子供たちの多様化)

『様々な生徒指導上の課題も生じている。令和元(2019)年度の小・中・高等学校におけるいじめの認知件数や重大事態の発生件数,暴力行為の発生件数,不登校児童生徒数はいずれも増加傾向にあり,過去最多となっている。加えて,令和元(2019)年の小・中・高等学校における児童生徒の自殺者数も減少するに至っていない。いじめの認知件数の増加は,いじめを初期段階のものも含めて積極的に認知し,その解消に向けた取組のスタートラインに立っているとも評価できるが,いじめの重大事態の発生件数の増加は,憂慮すべき状況である。また,児童生徒の自殺も後を絶たず,極めて憂慮すべき状況である。さらに,児童相談所における児童虐待相談対応件数についても増加傾向にある。』

 

現状を真摯に受け止め、一刻も早い支援体制を確立する必要があります。体制はあっても実働できる体制でなければなりません。いじめによって人の命や人生が変えられることがあってはなりません。

子どもの命を守ることが大人や社会の役割です。公的相談体制や窓口も広く周知しなければ、どこに相談したらいいのかさえ分かりません。学校に申し出ても仕方がないと思わせない体制。大人や学校のメンツにこだわり、ないがしろにすることなどあってはなりません。日頃からの子どもの状況を理解し、察知する必要があります。さらに公立校は教育委員会の関与となりますが、私立学校においては関与がありません。こども家庭庁の発足にてこういった抜け落ちがないようにして欲しい。

 

 

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