どんな力がつく? 2022/11/30 「STEAM」の5つだけを見ると、「理数系の教育に力をいれるのかな」と感じる方もいるかもしれません。しかしSTEAM教育の一番の目的は、理系の得意な子どもを増やすことではありません。 STEAM教育では、各教科での学びをベースにしながら、いろいろな情報を組み合わせたり、新たなものを生み出したりして教科の枠組みを超えた学びを展開していきます。子どもが自分で課題を見つけ、自分なりの解決方法を考え、自分で実践していくというスタイルを大切にすることで、論理的思考力や問題解決能力を育む教育手法です。そういった力をつけることで、これからの社会の変化にも対応できる人間に育つと考えられています。 そこには教育者から「あれしなさい!これしなさい!」との命令や指示ではなく、環境を整え、子どもがやりたいと思う仕掛けが大切だと感じています。しかもそこには子どもに選択権を与える方法がより満足度が高まると思われます。もちろん「遊び」が大切とよくいわれます。好きなように自由にだけの放任ではなく、遊びにも子どもの成長をしっかりと見据え、次のスッテップを用意する視点、成長を支える視点で取り組んで行きたいと思います。そのことが「見守る」という視点です。