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園からの発信

子どもの成長58

2026/06/03

屋外で遊べる環境で育った子どもは、成長してからも活動的であり続ける可能性が高い

身体活動の維持にとって好ましくない環境で育つ子どもたちへの早期介入が必要

この研究は、1998~2007年にスイスで生まれた子どもを対象に、身体活動習慣を把握する目的で行われた大規模調査「SOPHYA」(Swiss children’s Objectively measured PHYsical activityの略)の一環として実施された。解析対象は、2014年のベースライン調査と約5年(平均4.96〈範囲3.8~6.4〉年)後の追跡調査にも参加した447人。ベースライン時点で平均10.0(範囲6~16)歳であり、男児が48%だった。

自宅周辺の環境については、対象者またはその保護者対対象のアンケートと、地理情報システム(geographic information system;GIS)の二つの方法で評価した。身体活動量については、ベースライン時と追跡調査時にそれぞれ1週間にわたり活動量計を身に付けて生活してもらい評価したほか、スポーツクラブへの加入の有無、自転車競技を行っているか否かも把握した。なお、スペインは自転車競技が盛んな国として知られている。

世界の子育て100

2026/06/03

手のかからない赤ちゃんは要注意

「手がかからない子」という褒め言葉がありますが、「おとなしい赤ちゃんでラクだ」と喜んではいけません。

 手のかからない赤ちゃんほど言葉の発達が遅れる危険があるので、赤ちゃんが目を覚ましている時は声をかけ、コミュニケーションをとることを心がけてください。

 特に、母親と赤ちゃんがいつも家で二人きり、四六時中テレビをつけっぱなしという環境は要注意です。

 残念ながら、機械音では赤ちゃんの言葉は育ちません。子どもが言葉を最初に身につける時は、「信頼できる相手とのコミュニケーション」が必要なのです。

 赤ちゃんにとって、もっとも信頼できる相手は母親です。その証拠に、赤ちゃんは生まれた直後から母親の言葉か別の人の言葉かがわかります。

母親が「かわいい◯◯ちゃん、おはよう」と話しかけると、赤ちゃんは母親の顔をじっと見て「アウゥ、アウゥ」と答えます。

 それに対して母親は「お腹が減ったんだね! 今おっぱいをあげますよ」と声をかけます。すると、赤ちゃんは手足をばたばたさせて喜びます。これが「信頼できる相手とのコミュニケーション」です。

 言葉だけでなく、表情やしぐさを通して意思を伝え合う。子どもが言葉を最初に身につける時はこのプロセスが必要なのです。

 

子どもの成長57

2026/06/02

屋外で遊べる環境で育った子どもは、成長してからも活動的であり続ける可能性が高い

子どもの頃に暮らしていた土地の環境が、成長後の身体活動習慣に影響を及ぼす可能性を示唆する研究結果が報告された。平均10歳時点での横断的解析だけでなく、5年間の縦断的解析でも、有意な関連が認められたという。

屋外で遊ぶことは生涯の身体活動習慣に影響を及ぼす?

子どもの頃の養育環境が身体活動量と関連のあることを示した横断研究は複数存在する。しかし、その関連が成長後にも続くのか否かは明らかになっていない。

一般的に子どもの頃の身体活動といえばその多くが外遊びによるものであり、その頻度は成長とともに減っていき、身体活動の種類はスポーツへの参加へと移行していく。そのため、子どもの頃の養育環境の影響は永続的なものではないと考えることも可能だ。その一方、外遊びによって運動能力や社会的スキルが伸長し、成長過程でスポーツに積極的に参加するようになるであろうことから、子どもの頃の養育環境の影響は永続的になり得ると考えることも可能だ。

この論文の著者らは、この点を縦断的な研究手法により検討した。スイスで行われた研究であり、同国は子どもの外遊びの時間が国際的に比較して長いことから、このトピックの研究に適した国だと著者らは述べている。

子どもの成長56

2026/06/01

発育状態調査

  • 身長の平均値は、多くの年齢層で男女とも平成10年度前後にかけて上昇し、その後横ばい傾向。(2)体重の平均値は、多くの年齢層で男女とも平成10年度前後にかけて上昇し、その後横ばい傾向。(3)肥満傾向児の割合は男女ともに9歳から12歳が最も高く、とくに男子は9歳以降1割を超えている。痩身傾向児の割合は、男女とも10歳頃まで上昇し、以降3%前後となっている。

身長の推移

 

体重の推移

肥満傾向児の割合の推移

平成18年度から肥満・痩⾝傾向児の算出⽅法を変更しているため、平成17年度までの数値と単純な⽐較はできない。現在の算出方法は、性別・年齢別・身長別標準体重から、肥満度が20%以上の者を肥満傾向児、-20%以下の者を痩身傾向児としている。また、5歳および17歳は、平成18年度から調査を実施している。

痩身傾向児の割合の推移

【男子】痩身傾向児の割合の推移

【女子】痩身傾向児の割合の推移

 

子どもの成長55

2026/05/29

子どもの視力低下が深刻化! 小学生3割、中学生6割、高校生7割が視力1.0未満に 令和6年度学校保健統計

文部科学省は「令和6年度学校保健統計」の確定値を公表した。裸眼視力1.0未満の子どもは小学校で3割を超え、中学校では6割程度、高等学校で7割程度であることなどが示された。同省では、「子どもの目の健康を守るための啓発資料の普及・周知や保健教育のモデル授業の動画の作成のほか、屋外での体験活動等の促進等の視力低下予防に資すると考えられる取り組みなど、学校保健の推進とともに子どもの健康状態について継続的に把握することを予定している」としている。

なお、以下のデータについて、令和2~5年度の数値はいずれの項目も調査時期の異なる数値を含んでいる影響があるため、他の年度の数値と比較はできない。

健康状態調査

(1)裸眼視力1.0未満の者の割合は、学校段階が進むにつれて高くなっており、小学校で3割を超えて、中学校で6割程度、高等学校で7割程度となっている。(2)むし歯(う歯)の者の割合は、小学校・高等学校で4割を下回り、幼稚園・中学校で3割を下回っている。(3)鼻・副鼻腔疾患を持つ者の割合は、小学校・中学校で1割程度となっている。

なお、本調査結果の公表とともに「子供の目の健康を守るための啓発資料」として、熱中症や紫外線対策をしながら外遊びを呼びかけるなどの内容の資料が公開されている。

「裸眼視力1.0 未満の者」の割合

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