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園からの発信

シリーズ幼保連携型認定こども園 23

2023/11/16

1 乳幼児期の特性

(2) 乳幼児期の発育・発達

③ 発達の特性

○乳幼児期は、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定するとともに、人への信頼感が育ち、それを心のよりどころとして身近な環境に興味や関心をもち、自発的に働き掛けるなど、次第に自我が芽生える時期である。興味や好奇心に導かれて触れていく世界は、園児にとって新たな出会いや発見に満ちている。笑ったり、泣いたり、驚いたり、不思議に感じたり、周囲の保護者や保育教諭等の大人や他の園児と共感したり、楽しんだりする中で、園児の情感が豊かに育っていく。その中で、自分と他者との違いなどに気付き始め、それが自分の気持ちを相手に表現していく意欲や行動につながり、自我の育ちとなっていく。

 

表記の「自我の芽生え」、昔から表現される言葉なのですが、これこそ今の時代一番現場で大切にしたい項目です。以前は家庭でも兄弟がいて、人との関係性や経験も豊富であったが、少子化の時代、兄弟児も少なく、そして何より周りに子どもが少なく、周りに大人がいる環境だけで割と自己が優先して育つような場面のみの経験の子ども達も増えてきました。もちろん大切に、大切にされてきてはいますが、人との関わりにおいて、つまずくことも見受けます。集団生活において友達と共感したり、喜び合うことを多く取り入れて集団生活ならではの活動や支援を多く経験できるような活動を取り入れ、社会性の芽生えにも取り組んでいきたいと感じています。

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