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園からの発信

シリーズ幼保連携型認定こども園 29

2023/11/27

2 幼保連携型認定こども園の生活

乳幼児期は、自然な生活の流れの中で直接的・具体的な体験を通して、人格形成の基礎を培う時期である。したがって、幼保連携型認定こども園においては、認定こども園法第9条に規定する幼保連携型認定こども園の教育及び保育の目標を達成するために必要な様々な体験が豊富に得られるような環境を構成し、その中で園児が乳幼児期にふさわしい生活を営むことができるようにすることが大切である。

園児の生活は、本来、明確に区分することは難しいものであるが、具体的な生活行動に着目して、強いて分けてみるならば、食事、衣類の着脱や片付けなどのような生活習慣に関わる部分と遊びを中心とする部分とに分けられる。園生活は、このような活動が園児の意識や必要感、あるいは興味や関心と関連して、連続性をもちながら生活のリズムに沿って展開される、生活の自然な流れを大切にして、園児が園生活を充実したものとして感じるようにしていくことが大切である。このような配慮に基づく園生活は、園児にとって、家庭や地域での生活と相互に循環するような密接な関連をもちつつ園児をより広い世界に導き、幼保連携型認定こども園が豊かな体験を得られる場となる。園生活には、以下のような特徴があり、その中で園児一人一人が十分に自己を発揮することによってその心身の発達が促されていくのである。

 

就学前の教育・保育は生活を通して、生活の流れによって、営みの中で育まれるものと思います。生活と学びがどこかで区切られているものでもありません。生活すべてが学びであると思います。教科を教える、何かを教え込む時間が教育であって・・・。そう考える先生方はほとんどいませんが、学校スタイルで、前倒しこそ教育といった考えも根強いのは確かです。教育は教え込む、無垢の子どもに教えることによって子どもの知識が向上する。しかし、そのことはすぐに忘れてしまう。今大切な教育とは。これこそ令和の日本型学校教育で示されていることなのです。

 

 

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