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園からの発信

教育・保育要領解説8

2023/12/19

第1節幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本及び目標等

1 幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本

(2) 環境を通して行う教育及び保育

③ 環境を通して行う教育及び保育の特質

園児の健康と安全を守ることは、幼保連携型認定こども園における基本的かつ重大な責任であるといえる。全職員が常に健康と安全に心を配るとともに確認を怠らず、園児が安心・安全に過ごすことができる教育及び保育の環境を園全体で整え、園児の生命を守り、その活動を支えていく必要がある。

また、教育及び保育は、子どものもつ潜在的な可能性に働き掛け、その人格の形成を図る営みであるとともに、人間の文化の継承であるといわれている。環境を通して行う教育及び保育は、園児との生活を大切にした教育及び保育である。園児が、保育教諭等と共に生活する中で、人やものなどの様々な環境と出会い、それらとのふさわしい関わり方を身に付けていくこと、すなわち、保育教諭等の支えを得ながら文化を獲得し、自己の可能性を開いていくことを大切にした教育及び保育なのである。園児一人一人の潜在的な可能性は、園児が保育教諭等と共にする生活の中で出会う環境によって開かれ、環境との相互作用を通して具現化されていく。それゆえに、園児を取り巻く環境がどのようなものであるかが重要になってくる。

 

子どもの潜在的な能力を引き出し、さらに子ども同志の関わり合いの中で生活をしていくなかで様々なことを習得していく。人と関わることこそ人間の文化を継承し、ふさわしいかかわり方を習得していくことにもつながるものと受け止めています。させる、やらせるでは子どもは育ちません。相互作用を通して具現化されていくものと思われます。

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