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園からの発信

教育・保育要領解説4

2023/12/13

①環境を通して行う教育及び保育の意義 2

乳幼児期の教育及び保育においては、園児が生活を通して身近なあらゆる環境からの刺激を受け止め、自分から興味をもって環境に主体的に関わりながら、様々な活動を展開し、充実感や満足感を味わうという体験を重ねていくことが重視されなければならない。その際、園児が環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになることが大切である

保育教諭等は、このような幼児期の教育における見方・考え方を生かし、園児と共によりよい教育及び保育の環境を創造するように努めることが重要である。こうしたことにより、園児は、環境とのよりよい又はより面白い関わり方を見いだしたり、関連性に気付き意味付けたり、それを取り込もうとして更に試行錯誤したり、考えたりして、捉えなおし、環境との関わり方を深めるようになっていく。

本来、人間の生活や発達は、周囲の環境との相互関係によって行われるものであり、それを切り離して考えることはできない。特に、乳幼児期は心身の発達が著しく、環境からの影響を大きく受ける時期である。したがって、この時期にどのような環境の下で生活し、その環境にどのように関わったかが将来にわたる発達や人間としての生き方に重要な意味をもつことになる。

 

あらゆる環境が子どものその後の育ちに影響する。この言葉に尽きます。だからこそすべての子どもの良き生育環境を整えられることがたいせつであり、その環境を利用することができるようにすることが大切であります。すべての就学前の保育施設においては、このことが確保されていることが大切であり、理念も共通することでなければならないと考えます。もちろんその実施方法については各施設それぞれの環境があるので、活かしながら子どもが取り組む環境を整備していきたいですね。将来にわたる発達や人間としての生き方に重要な意味をもつことに繋がると明記しています。

 

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