MENU CLOSE
TEL

園からの発信

シリーズ幼保連携型認定こども園 14

2023/11/02

第2節 乳幼児期の特性と幼保連携型認定こども園における教育及び保育の役割

1 乳幼児期の特性

(1) 乳幼児期の生活

乳幼児期の子どもは、保護者や保育教諭等の特定の大人との親しい人間関係を軸にして営まれる生活からより広い世界に目を向け始める。そして、生活の場、他者との関係、興味や関心などが急激に広がり、依存から自立に向かう。幼保連携型認定こども園では、以下のような特性を踏まえ、乳幼児にとってふさわしい生活を保障していく必要がある。

 

この部分でどうしても気になるのですが、よくいろいろな園の「子どもの担当制」ということを耳にします。記載には、保護者や保育教諭等の特定の大人との親しい人間関係を軸にしてとの記載なのですが、完全なる担当制は果たしてできるのかとも疑問があります。必ずしも保育者と子どもを決まった完全な担当とすることは子どもにとって本当にいいことなのでしょうか。むしろ緩やかな担当制をとった方が、子どもと保育者の関係性はその後の拡がりに影響するのではないだろうかと感じています。完全担当制ですと、子どもが園にいる時間の方が職員の勤務時間より長く、職員が休みの時にはどのような対応をしたらいいのだろうか。子どもも大人も不安になってきます。「広い世界に目を向け始める」時期だからこそ、固定した大人との関係性だけでは先の生活の見通しがつきにくくなるのではと思います。固定した依存では自立を妨げるのではないでしょうか。逆に大人も苦しくなると考えられます。子育ての孤立で母親の負担感が増すことと同じのようにも思います。

 

top