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園からの発信

教育・保育要領解説6

2023/12/15

第1節幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本及び目標等

1 幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本

(2) 環境を通して行う教育及び保育

② 園児の主体性と保育教諭等の意図

このような環境を通して行う教育及び保育は、園児の主体性と保育教諭等の意図がバランスよく絡み合って成り立つものである。

幼保連携型認定こども園における教育及び保育が目指しているものは、園児が一つ一つの活動を効率よく進めるようになることではなく、園児が自ら周囲に働き掛けてその園児なりに試行錯誤を繰り返し、自ら発達に必要なものを獲得しようとするようになることである。このような園児の姿は、いろいろな活動を保育教諭等が計画したとおりに、全てを行わせることにより育てられるものではない。園児が自ら周囲の環境に働き掛けて様々な活動を生み出し、それが園児の意識や必要感、あるいは興味などによって連続性を保ちながら展開されることを通して育てられていくものである。

 

答えを教えるのではない。子どもが試行錯誤しながら取得していくことが発達であると考えます。すべてを課題として行わせる、教え込むということではない。また、教えられることより学んだことが記憶にも身にもつくことは最近の研究で明らかなのです。教えればすぐに覚え、あたかも理解したように思われるものが実は早くに記憶から消されるという脳科学からの指摘でもあります。

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