子どもの成長148 2026/10/15 炭水化物の摂取量が少ない人は、45歳以下での骨粗鬆症性骨折が多い 米国の一般住民における炭水化物摂取量と骨折の既往との関連を横断解析 この研究は、米国の国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey;NHANES)のデータを用いた横断研究として実施された。2005~10年、2013~14年、2017~18年のNHANES参加者5万463人から、20歳未満または80歳以上、妊婦、および血清25-ヒドロキシビタミンDなどのデータの欠落者を除外し、1万3,025人(平均年齢53.20歳、男性48.8%)を解析対象とした。なお、NHANESは施設居住者を除く一般住民を対象に行われている。 低炭水化物食スコア(LCDS)は、2回の面接による24時間想起法の記録を基に、脂質とタンパク質に関しては%エネルギー量が高いほど高得点となるように0~10点の間でスコア化し、炭水化物に関しては%エネルギー量が低いほど高得点となるように0~10点の間でスコア化。合計0~30点で評価した。なお、解析に際しては、このスコアを連続変数とした解析と、四分位数に基づき4群に分けて比較するという解析が行われた。 骨粗鬆性骨折の既往あり群は、低炭水化物食スコア(LCDS)が有意に高い 骨粗鬆性骨折の有無は、「医師から『股関節、手首、または脊椎の骨折がある』と言われたことがあるか?」という質問への回答を基に判断した。その結果、3,024人(29.3%)が骨粗鬆性骨折を有していた。 骨粗鬆性骨折の有無で比較すると、既往あり群は高齢で(55.47±14.31 vs 49.61±16.34歳)、BMI(29.58±6.76 vs 28.90±6.73)や血清25(OH)D(72.58±28.87 vs 69.16±27.53nmol/L)が高いといった有意差が認められた。血清カルシウム値は有意差がなかった。そして、低炭水化物食スコア(LCDS)は、既往あり群のほうが有意に高かった(11.47±7.58 vs 10.46±7.37)。