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子どもの成長135

2026/09/25

大規模スポーツイベント観客の患者数は「体感温度」と関連、気温や湿度が高いほど増加

米国内での野球のゲーム73試合を対象に解析

スタジアムの特徴と観客数

この研究では、2023年4~9月に米国北東部の都市にあるスタジアムで開催された野球の試合、81ゲームからデータが取得された。この球場は収容観客数4万7,309人で、周囲全体が囲われた構造であり、日陰は少なく座席の多くは屋根のない部分に設けられていた。

81試合のうち8試合は解析に必要なデータが十分でなかったため除外し、73試合を解析対象とした。観客数は2万5,007~4万7,295人の範囲で平均4万824人だった。

スタジアムで発生した患者数

会場での医療需要は、本人または救急救命士によって医務室に搬送された患者のうち、医師の対応が必要だった患者数を、原因が熱中症か否かにかかわらずカウントした。なお、市販薬の希望のみで医務室を訪問した患者は除外した。その結果、調査対象期間中の総観客数292万6,363人のうち、受診患者数は92人であり、1試合あたり0~5人の範囲で、平均は1.92±1.13人だった。

観客10万人あたりの患者数(patient presentation rates;PPR)は5.04±1.13であり、7月が6.09±1.66で最も高く、4月が3.19±1.13で最も低かった。

試合開始時点のHeat Index(体感温度)

気温と相対湿度に基づき算出した試合開始時点のHeat Index(体感温度)は、華氏46~91度(摂氏7.8~32.8℃)の範囲であり、平均は華氏70.8度(摂氏21.6℃)だった。

なお、日本では熱中症リスクの評価のために、気温と相対湿度だけでなく、輻射熱や気流も利用して算出する湿球黒球温度(wet bulb globe temperature;WBGT〈いわゆる暑さ指数〉)が用いられており、国際的にもWBGTが使われることが多いが、本研究ではデータが把握されていなかったことから、Heat Indexが用いられている。著者らは論文の考察において、「今後の研究ではWBGTでの検討が必要だろう」と記している。

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