子どもの成長155 2026/10/26 17歳の1割以上が発症、急増する「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」 リンゴ・キウイは要注意 国立成育医療研究センター 果物や野菜などの植物性食品を摂取した際にアレルギー症状を呈する「花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome; PFAS)」などについて、日本の思春期世代におけるその実態の一端が報告された。国立研究開発法人 国立成育医療研究センターの研究によるもので、「Journal of Allergy and Clinical Immunology: Global」に論文が掲載されるとともに、プレスリリースが発行された。PFASの原因食品として、最も多いのはリンゴであり、次いでキウイ、パイナップルだという。 国立成育医療研究センターの出生コホート研究を用いて青少年のPFASなどを調査 この論文で研究者らは、国立成育医療研究センターが2003年から一般の小児を対象として行ってきた出生コホート研究※1 (成育コホート)において、17歳の青少年の花粉食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome;PFAS)※2 の有症率やIgE感作※3 状況、併存するアレルギー疾患の関連について、日本で初めて報告した。主に以下のデータを得られた。 鼻炎症状:17歳の青少年全体の63.8%が過去1年間に鼻炎症状を経験。 アレルゲン感作:78.8%が、樹木・草・雑草の花粉に対するIgE抗体陽性。 花粉関連疾患:54.4%が花粉アレルギーを有し、11.2%が花粉食物アレルギー症候群(PFAS)を発症。 PFASの原因食品:最も多かったのはリンゴ(45.1%)、次いでキウイ(41.2%)、パイナップル(39.2%)。 合併症:PFASの43.1%にアトピー性皮膚炎の既往。