子どもの成長149 2026/10/16 炭水化物の摂取量が少ない人は、45歳以下での骨粗鬆症性骨折が多い 低炭水化物食スコア(LCDS)の高さが骨粗鬆性骨折の既往と有意に関連 骨折リスクに影響を及ぼし得る因子(年齢、性別、人種、BMI、摂取エネルギー量、乳製品摂取量、血清カルシウム・リン・25(OH)D、喫煙・飲酒・身体活動習慣、収入、教育歴、婚姻状況、高血圧・糖尿病・冠状動脈疾患・脳卒中の既往)を調整後、LCDSが1点高いごとに骨粗鬆性骨折の既往者が1.1%多いという有意な関連が認められた(OR1.0113〈95%CI;1.0015~1.0212〉)。 また、LCDSの四分位数で4群に分け、第1四分位群(摂取エネルギー量に占める炭水化物の量が少ない下位25%)を基準に比較すると、第4四分位群(摂取エネルギー量に占める炭水化物の量が多い上位25%)は、骨粗鬆性骨折の既往者が有意に多く(OR1.0695〈1.0058~1.1372〉)、LCDSが高い群ほど骨粗鬆性骨折の既往者が多いという有意な関連が認められた(傾向性p=0.0326)。 このほか、制限付き3次スプラインモデルの解析からは、LCDSと骨粗鬆性骨折との間に、線形の有意な関連が示された。 サブグループ解析では、45歳未満、習慣的飲酒者、高血圧でない人で有意 次に、年齢、性別、BMI、高血圧・糖尿病の有無、喫煙・飲酒・身体活動習慣、冠状動脈疾患・脳卒中の既往の有無で層別化したサブグループ解析を実施。その結果、年齢、飲酒習慣の有無、高血圧の既往の有無という3項目について、有意な交互作用が認められた。 具体的には、年齢については45歳未満でのみLCDSと骨粗鬆性骨折既往との関連が有意であり、45歳超は非有意だった(交互作用p=0.0110)。飲酒については習慣的飲酒者のみ関連が有意だった(交互作用p=0.0099)。また、高血圧でない集団でのみ関連が有意だった(交互作用p=0.0183)。その他の性別や糖尿病の有無などでは、結果に有意な違いは観察されなかった。 著者らは本研究が横断研究であること、骨折も含め既往症の有無を自己申告に基づき判断していることなどを限界点として挙げたうえで、「炭水化物摂取量の少なさと骨粗鬆性骨折の既往との間に有意な相関が認められた。45歳以下、習慣的飲酒者、高血圧のない人は、とくに注意が必要な可能性がある。ただし、サブグループ解析で観察された交互作用は仮説生成的なものとして解釈すべきだろう」と結論づけている。