子どもの成長25 2026/04/13 「授乳や栄養摂取の制限は慎重にすべき」乳児期の体重増加は将来の肥満リスクと関連しない可能性 国立成育医療研究センター 明らかになった主なポイントは以下のとおり。 研究のポイント ・乳児期に体重が多く増加しても、成人期に肥満になる割合は上昇していない。生後6カ月時点で体重増加が大きかった上位20%の群(5,230~7,700g)でも、妊娠前の肥満との関連はない。 ・一方で、乳児期に体重が多く増加すると、成人期のやせの割合は低下。生後6カ月の時点で体重増加が大きかった上位20%の群(5,230~7,700g)では、妊娠前にやせになる割合が低下していた。十分な体重増加が、将来のやせを予防する可能性が示唆された。 ・ただし、生後1・3カ月時点での体重増加量は、妊娠前の肥満・やせの割合に関連がなかった。 ・授乳や栄養摂取が適正かどうかを判断する際、乳児期の体重増加量だけを根拠に、安易に授乳量の制限をすべきではない可能性が示唆された。 ・授乳や栄養摂取が適正かどうかを判断する際、乳児期の体重増加量だけを根拠に、安易に授乳量の制限をすべきではない可能性が示唆された。 ・母子健康手帳に記載されている成長曲線は、赤ちゃんの発育を評価するための目安。必ずそのとおりに発育していないといけないわけではなく、乳幼児健診で医師や保健師などに見てもらうべき。
子どもの成長24 2026/04/10 「授乳や栄養摂取の制限は慎重にすべき」乳児期の体重増加は将来の肥満リスクと関連しない可能性 国立成育医療研究センター 生後6カ月までに体重が多く増加していても、将来において肥満(BMI25以上)になる割合は増加しないことを示すデータが報告された。国立成育医療研究センターの研究グループの成果であり、「Journal of Developmental Origins of Health and Disease」に論文が掲載されるとともに、プレスリリースが発行された。 研究の概要:生後6カ月の体重増加は成人後の肥満と関連がない 国立成育医療研究センターの研究グループは、母子健康手帳の情報を用いたコホート研究により、「乳児期の体重増加」が「成人期の肥満」の割合にどのような影響を与えるのかについて検討した。その結果、生後6カ月までに体重が多く増加していても、将来において肥満(BMI≧25)になる割合が増加しないことを明らかにした。一方で、成人期における‘やせ’(BMI<18.5)の割合は低下していた(図1〜図4)。 母子健康手帳に掲載されている成長曲線よりも多く体重が増えていると、将来肥満になるかもしれないと不安に思う保護者は多いかもしれないが、体重増加だけを理由に授乳量を制限しなくてもよい可能性が示唆された。 本研究は、同センターを受診した1,441人の妊婦を対象としている。その妊婦が赤ちゃんだった頃(過去)の体重増加を当時の母子健康手帳に記録されたデータから調べ、出生から生後6カ月までの体重増加と、妊娠前(現在)のBMIを比較し、分析した。 明らかになった主なポイントは以下のとおり。
世界の子育て66 2026/04/10 【13歳~】「やる気を失った子ども」に親ができること・ベスト3 放置せず、できるだけ早く子どもと向き合う機会をつくること 勉強もスポーツも中途半端。家でゴロゴロゲームをしてばかり。 やる気のないティーンエイジャーにはどう対応したらいいのでしょうか? これはまず、親が心を入れ替えることです。 やる気のない子どもに育てたのは、他でもない親なのです。学校や社会のせいではありません。親が子どもと真剣に向き合い、子どもと対話し、子どもの信頼感と自信を取り戻すことが必要です。 仕事を休んででも子どもと向き合いましょう。 ただ、向き合うと言っても、命令したり、説教したり、やる気のない理由を問いただすのはNGです。 親が小言を口にするほど子どもはうんざりして心を閉ざします。子どもと向き合うというのは「ああせい」「こうせい」と命令することではありません。 そもそも、「やる気のない子ども」になった原因は「過干渉」です。 「勉強せい」「宿題せい」「ゲームはダメ」「テレビはダメ」「ダラダラしない!」とケチをつけ、小言を言い、子どもの行動をコントロールしてきた結果なのです。 子どもが幼かった頃は、ありのままの子どもを受け入れ、小さな成長を見つけては褒めていたはずです。 初めて立てた、初めて言葉をしゃべった、オムツが取れた、自転車に乗れた、子どもの小さな成長を親子で喜び合っていたはずです。 ところが子どもが大きくなってくると、親の期待も大きくなり、ありのままの子どもを受け入れることを忘れてしまいます。 そして、子どもを自分の理想に近づけるために「ああせい、こうせい」とコントロールし始めるのです。
世界の子育て65 2026/04/09 プログラミングを学ばせ、遊ぶ側からつくる側へ そして、できれば子どもがゲームをやるだけでなく、一歩先に進んで、ゲームをつくる経験、プログラミングの経験をさせてあげてください。 プログラミングワークショップやアプリづくりの体験教室に参加させるのです。 ゲームやアプリづくりを経験することで、自分のアイデアを形にすることの喜びを実感することができます。 さらにアプリやゲーム開発をするプロセスは子どもの「考える力」を伸ばしてくれます。 マイクロソフト創業者のビル・ゲイツは「すべての子どもはプログラミングを習うべきだ」と言っています。 プログラミングは問題発見能力、問題解決能力、論理的思考力を伸ばしてくれる素晴らしい教材なのです。 これからの時代を生きる子どもにとってコンピューターは必須の技能です。積極的にテクノロジーを活用できる子、自分の強みにできる子に育てると良いでしょう。 パソコン、タブレット、スマホの使い方を教えて、学習活動や創造的な活動(音楽、動画、グラフィック制作)まで自分でできるように子どもを導いてあげてください。 なお、アメリカの小児科学会は1日の操作時間(テレビ、タブレット、スマートフォン、コンピューターのすべて)の目安を次のように推奨しています。 0歳~1歳6ヶ月:0時間 2歳~5歳:1時間 6歳以上:両親がルールを決める
子どもの成長23 2026/04/09 「早食い」はメンタルヘルス悪化と関連があり、運動不足や睡眠の質低下にも関連 12~24歳対象横断研究 早食いもメンタルヘルスにとって重要な関連因子である可能性 著者らは本研究の限界点として、横断研究であり因果関係の考察が制限されること、研究参加者が生徒・学生のみであり、就労者を含む一般人口に外挿できるとは限らないことなどを挙げている。 そのうえで、「メンタルヘルス状態が悪化している若年者は、グミをしっかり噛まずに飲み込むことが多いと考えられる。また、早食いは身体活動の不足と独立した関連があり、睡眠の質の低下との関連も示唆された。早食いは摂食障害ほど深刻な問題ではないというのが一般的な捉え方ではあるが、心身の健康と重要な関連があると言える」と考察。結論として、「思春期や若年成人のメンタルヘルスのスクリーニング項目に、摂食速度も含めるべきではないか」と提言している。