子どもの成長27 2026/04/15 「授乳や栄養摂取の制限は慎重にすべき」乳児期の体重増加は将来の肥満リスクと関連しない可能性 国立成育医療研究センター 研究の方法:妊婦の母子健康手帳に記録されていた体重と現在の体重の関係を検討 2017年4月~2021年12月に同センターへ通院し、研究参加と母子健康手帳のデータ提供に同意した1,501人のうち、妊娠前体重データがそろっていた1,441人を対象とした。対象者には、出生体重、生後1・3・6カ月の体重、授乳方法などの情報が記載された自身の母子健康手帳を持参してもらい、データを収集した。 生後1・3・6カ月時の体重増加量を5カテゴリーに分類(人数で均等割)し、妊娠前の体重から、それぞれのカテゴリーの中で「やせ」と「肥満」になった人の割合を算出。乳児期の体重増加量と「やせ」「肥満」との関連を解析した(図5)。 研究者コメント:乳児期の体重増加に基づく授乳・栄養の制限は慎重に 研究者らは、今回の研究結果について以下のように述べている。 「赤ちゃんの体重が大きく増えると『将来肥満になるのでは』と、ミルクをこのままの量であげていいのか心配なる母親もいるかもしれない。しかし今回の研究から、乳児期の体重増加が多くても将来の肥満の割合は上昇せず、むしろやせの割合は低下する可能性があることが明らかになった。乳児期の栄養環境は将来にわたって影響する。成長曲線のグラフの範囲よりも多く体重が増えているからといって、授乳や栄養摂取について安易に制限するのは慎重であるべきと考える」。
世界の子育て69 2026/04/15 親ができる、子どもが成長する「環境づくり」のコツ 居心地が良いのは成長が止まっているサイン 「カンフォトゾーン/Comfort Zone」という言葉をご存じでしょうか? 「Comfort/居心地が良い」「Zone/地域・場所」──自分にとって「居心地の良い状態・場所」のことです。気の置けない仲間や安心できる場所です。 欧米の親がティーンエイジャーによく言う言葉が“Get out of comfort zone”です。「居心地の良い場所から脱出せよ!」ということですね。 「気の合う仲間と過ごすのが青春だろう」と思われる方もいるかもしれませんが、「この仲間は最高だ!」「ここは居心地がいい!」という感覚は、「成長が止まっているサイン」でもあります。 だから、「居心地が良い時ほど注意しなさい!」と子どもに警告するのです。 たとえばスポーツ。どんなチームにもうまい選手とヘタな選手がいます。多くの場合、チーム内のグループはうまい選手とヘタな選手に分かれていきます。 ヘタな選手は、「つらい気持ち」や「劣等感」を共有できる仲間と一緒にいたがります。そこにいれば、自分が劣っているという感覚が薄まるからです。 そしてグループにいる時間が長くなるにつれ「居心地が良くなってしまう」のです。 子どもがうまいグループにいる場合も同様です。子どもにとってトップでいることは居心地が良いことです。 しかし、「自分が一番」という状態よりも、さらに自分よりも優秀な人がいるレベルの高い環境にチャレンジしたほうが大きく成長できます。 人は、あえて居心地が悪い場所へ行くことで、知識や技能を向上させられるのです。 少し難しい環境、今よりもレベルが高い環境に子どもをチャレンジさせることによって「成長を止めない」ようにすることが、子どもの成長に必要な「根拠のある自信」をより強く、確信に変えていくために必要です。 子どもが時を多く過ごしている環境(仲間)を観察してください。そして成長を止めないように、上のレベルの環境を与えるように配慮しましょう。
子どもの成長26 2026/04/14 「授乳や栄養摂取の制限は慎重にすべき」乳児期の体重増加は将来の肥満リスクと関連しない可能性 国立成育医療研究センター 研究の背景と目的:日本人女性の乳児期の体重変化は成長後の体重に影響するのか 成人期の肥満・やせは、心血管疾患や妊娠合併症などの将来的な健康リスクと関連することが知られている。さらに妊娠前の肥満・やせは、母体のみならず子どもの予後にも影響を与えることが知られている。これは「DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)」という、発育初期の栄養環境が将来の健康に影響を及ぼすとされる概念に基づいている。 DoHADは、胎児期に母体から供給される栄養の不足や過剰が、子どもにどのような影響を及ぼすのかを長期的に検討する考え方で、近年ではこの概念が拡大し、出生後~乳幼児期(1~2歳)までの体重増加量と、その後の肥満・やせとの関連にも関心が寄せられている。 これまで、日本人女性を対象に出生直後から乳児期早期(生後1~6カ月)の体重増加量と成人期の体重との関連に着目した研究はなかった。そこで今回の研究では、母子健康手帳に記載されているデータを利用して、出生体重や乳児期の体重増加量が成人期の肥満・やせに与える影響を調査した。
世界の子育て68 2026/04/14 親は、子どもの一番の応援団である 親は子どもの一番の応援団であるべきなのです。 子どもの「強み」や「良い面」を親が見つけて、認めて、応援してあげないと子どもはやる気を失います。 「強み」が親の期待どおりでなくても、必ず認めて、応援してあげてください。 そして、「強み」をさらに大きくするために新しい環境に入れたり、その技能を伸ばすチャンスを与えてあげてください 子どもの「強み」や夢中になっていることを親が応援して、伸ばしてあげる。「強み」が大きくなれば、自信も大きくなり、子どもはやる気を取り戻します。 ・親が子どもと一緒のことをする時間を持つ ・指示、命令、小言、説教をやめて人間同士のコミュニケーションを心がける ・子どもの強みや好きなことを見つけて親が応援する 以上の3つを実践すれば、やる気は取り戻せます。
世界の子育て67 2026/04/13 何も話さず、ただ子どもと一緒に1日を過ごす 子どもを私物化せずに、一人前の人格として尊重してください。何より重要なのは、子どもと一緒に何かをする時間をつくることです。 スポーツでも音楽でも山登りでも釣りでもゲームでも、何でも構いません。 親が好きなこと、子どもが好きなことを一緒にしながら過ごす時間をつくるのです。 「魚釣りに行こう!」と子どもを誘います。そして自然の中で子どもと2人、黙々と釣り糸をたらす。それだけでいいんです。説教や小言は一切せずに、子どもと一緒に時間を過ごしましょう。 子どもがゲームばかりしているのであれば、親も一緒にゲームをしてください。マンガばかり読んでいるのであれば、親も一緒にマンガを読んでください。 子どもと一緒のことをしながら、共に時間を過ごしてみます。 子どもと一緒にいると、それまで見落としていた子どもの「良い面」が見えてきます。 ゲームがやたらとうまい、マンガを描くのがうまい、コンピューターが得意など、子どもの「強み」を見つけたら、それを口に出して褒めてあげてください。