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2026年 8月

子どもの成長115

2026/08/25

「熱中症を防ぐ」

「室温28度」の意味を再確認

国内ではかなり以前から省エネの観点より「室温は28度に」と言われてきた。なぜ28度と言われるようになったのか、その根拠は定かではないようである。それはさておき、勘違いされやすいこととして、「室温28度」であって「空調の設定温度28度」ではないということに注意したい。空調を28度に設定していても、常時28度に保たれているわけではなく、空調機から離れている場所や窓際の日当たりの良い場所などは28度より高いこともある。

なお、日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針 Ver.3」によると、日常生活において、WBGT(湿度や風の影響を反映した”暑さ指数”)が31度以上の場合を「危険」とし、「高齢者においては安静状態でも熱中症が発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」としている。またWBGT28~31度未満は「厳重警戒」で「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する」とし、続いて25~28度未満を「警戒」、25度未満を「注意」と分類している。

日常生活における熱中症予防指針

 

世界の子育て157

2026/08/24

演劇を通して「話す力」を獲得し、自信につながった

 日本人の母親とアメリカ人の父親を持つジャニスちゃん(仮名)はシャイな女の子です。

 人と接する時に何となく不安になってしまい、思っていることがなかなか口から出てこなくなってしまいます。

 そんなジャニスちゃんを変えたのが演劇との出合いです。

 小学4年生の時、芸術鑑賞会で演劇を観に行きました。その舞台では数人の俳優が一人でいくつものキャラクターを演じていました。

 キャラクターが変わるたび、表情から話し方までガラリと変わり別人になります。

 その姿に衝撃を受けたジャニスちゃんは「自分でも演劇をしてみたい」と思い立ち、子ども演劇に参加することを決めたのです。

 実は演劇は、コミュニケーション力を鍛えるのに最高の習い事です。周囲の子どもと息を合わせてセリフを言い合ったり、一緒にダンスをしたり、歌をうたったり、すべてにおいて周囲との親密なコミュニケーションが要求されます。

 コミュニケーションする相手は子どもだけに留まりません。脚本を書く人、衣装を作る人、ダンスを教える人、歌を教える人、演劇を教える人、様々な大人たちとも交流しながら一つの舞台を作り上げていきます。

 演劇を習うことでジャニスちゃんは言葉づかい、表情、動作などを磨き、自分に自信が持てるようになっていきました。

 そして、コミュニケーションスキルが上達することで、今までは「自分から友だちに声をかけなければ」と必死になっていたのに、自然にジャニスちゃんの周りには人が集まってくるようになったのです。

 同性だけでなく異性からもよく声をかけてもらえるようになり、さらに学校の先生ともよい関係を築けるようになり、何かにつけて(勉強面でも)助けてもらえるようになりました。さらには友だちの父兄からよくしてもらったりと、いいことずくめに。

 話す力を伸ばすことは、子どもが自分に自信を持つことにつながるのです。

子どもの成長114

2026/08/24

「熱中症を防ぐ」

日常生活での熱中症対策、特に高齢者について

これまでこのシリーズでは、熱中症予防対策について主にスポーツとの関連から話を進めてきたが、既にシリーズ第1回目で述べたように、熱中症患者を年齢別にみた時に最も多いのは高齢者であり、しかも発生現場として最も多いのは住居である。つまり、自宅で過ごしている高齢者の熱中症リスクが高いということであり、その対策が重視されなければならない。

 

高齢者が熱中症になりやすい原因として、加齢により発汗などの体温調節機能が低下すること、喉の渇きを感じにくく、体内の水分量が加齢によって減少していることと相まって脱水になりやすいこと、暑さそのものを感じにくくなっていること、暑くても房の使用を控えがちであること、などが挙げられる。

 

高齢者が熱中症にかかりやすい理由

「暑い」と感じにくくなる

行動性体温調節が鈍る

発汗量・皮膚血流量の増加が遅れる

発汗量・皮膚血流量が減少する

体内の水分量が減少する

のどの渇きを感じにくくなる

出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル 2018」

 

対策としては、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分を補給すること、冷房を適切に使用することが推奨される。また、ふだんから軽く汗をかく運動を習慣にすることで、体温調節機能の維持・改善が期待できる。

 

高齢者の世話をする人が注意する点

【体調】 元気か、食欲はあるか、熱はないか、脇の下・口腔の乾燥具合

【具合】 体重、血圧の変化、心拍数、体温

【環境】 世話をする人がいない間の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり

世界の子育て156

2026/08/21

子どもの「話す力」を育むと「思考力」がグッと伸びる理由

大人との会話が、論理的に話す力を鍛えていく

 思考力とは一見関係なさそうに見えますが、「話す力」は実は思考力の重要な構成要素です。

 人前で堂々と話したり、相手に自分の気持ちや意見を正確に伝えたり、論理的かつわかりやすく物事を説明したり、相手の気持ちを感じ取り適切な言葉で表現するなど、非常に高度なコミュニケーションスキルです。

 話す訓練をすると、自分の思考が整理されて、自分は何を伝えたいのか、そのポイントがクリアになっていきます。

 話す力を伸ばすには年長者と話をすることが近道です。子ども同士の対話では論理的に話す力は身につきません。

 子どもにとって一番身近な年長者は親ですから、まずは何でも話し合える良好な親子関係を構築することが第一。

 そして親は、子どもとの会話の中に「なぜ?」「どうして?」「誰が言ってたの?」「本当の話かな?」と質問を投げかけます。

親が上手に質問することによって子どもは、より深く考えて発言できるようになっていきます。

子どもの成長113

2026/08/21

「熱中症を防ぐ」

熱中症予防と体育・スポーツ活動の進め方

暑い中で無理に運動しても、トレーニングの質が低下する上、消耗が激しく、効果は上がりません。熱中症予防は、安全面だけでなく効果的トレーニングを行う上でも、たいへん重要です。

熱中症事故の実態からは、予防のポイントとして、以下のことが挙げられます。

1.熱中症事故は、夏のごく普通の環境条件下で発生しています。夏は、個人の条件や運動の方法によっては、いつでも熱中症は起こり得ることを認識しましょう。また、マラソンなどの学校行事では夏以外でも熱中症事故が発生しています。

2.運動種目は多岐にわたりますが、野球、ラグビー、サッカー、柔道、剣道で多く発生しており、これらの種目では、特に注意しましょう。また、運動種目にかかわらず、ランニングやダッシュの繰り返しによって多く発生しています。

3.暑さへの耐性は、個人差が大きく影響します。特に肥満傾向の人は熱中症事故の7割以上を占めており、注意が必要です。

出典:独立行政法人日本スポーツ振興センター学校安全部「熱中症を予防しよう」

 

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