シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン40 2024/09/12 2.幼児期までのこどもの育ちの5つのビジョン (5)こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す <施策や文化> ○我が国の「施策や文化」は、保護者・養育者、こどもと直接接する人、こどもが過ごす空間、地域の空間の全てに影響を与え、間接的にこどもの育ちに影響を与える。 〇この施策や文化をつくる主要な関係者としては、政策に携わる人、こどもに関係する企業の人、保護者・養育者等が働く企業の人、多様な情報や人々の声を届けるメディアの人など、「社会全体の環境をつくる人」が挙げられる。これらの人は、保護者・養育者の働き方も含めた社会の仕組みづくり、こどもとおとなが交流する機会の創出、こどもの育ちに関する適切で分かりやすい情報の発信等を通じて、人々の認識に影響を与え得る立場にある。このため、これらの人との間でも、本ビジョンを共有していくことがこどもの育ちにとって欠かせない。 施設や文化について、これまでは大人の施設と子どもの施設として整備されてきたが、視点として、公共施設に関わらずすべての施設が大人も子どもにとっても使いやすい利用しやすい施設となってくれば、全てが子どもの育つ環境であり子育て中の家庭へのやさしさにもつながるように感じます。駅やバスセンターでもそう感じますし、乗物自体もそうあって欲しい。職場もそうですよね、そうなってくれば。子どもの育ちを支えるのは環境なのです。物的環境も障がい者含めた社会弱者にやさしい環境であって欲しいですね。
食育推進基本計画 51 2024/09/12 第3 食育の総合的な促進に関する事項 4.食育推進運動の展開 (1)現状と今後の方向性 食育については、これまで、毎年6月の食育月間及び食育の日を中心に、全国各地で様々な関係者がそれぞれの立場から取り組み、国民的な広がりを持つ運動として推進されてきた。 また、平成26年度時点で34.4万人以上にのぼる食育の推進に関わる食生活改善推進員等の食育ボランティアは、今後とも地域での食育推進運動の中核的役割を担うことが期待される。 これらの状況も踏まえ、今後とも国、地方公共団体、教育関係者、農林漁業者、食品関連事業者、ボランティア等、食育に係る関係者が主体的かつ多様に連携・協働して地域レベルや国レベルのネットワークを築き、多様な食育推進運動を全国的に展開していく必要がある。 特に、食の外部化が進展していることもあり、食品関連事業者を始めとして多様な関係者が連携・協働し、国民の健全な食生活の実践を支援する食環境の整備を進めていくことが必要である。 食育の推進に関しては、マスコミやインターネット、SNS(ソーシャルネットワークサービス)等を通じた国民への働きかけを積極的に行い、関係団体、事業者、地域等への周知徹底を図る。
食育推進基本計画 50 2024/09/11 第3 食育の総合的な促進に関する事項 3.地域における食育の推進 (専門的知識を有する人材の養成・活用) 国民一人一人が食に関する知識を持ち、自らこれを実践できるようにするため、食育に関し専門知識を備えた管理栄養士や栄養士、専門調理師等の養成を図るとともに、食育の推進に向けてその多面的な活動が推進されるよう取り組む。 また、地域において、食育の推進が着実に図られるように、都道府県や市町村における管理栄養士等の配置を推進するとともに、高度な専門性を発揮できる管理栄養士の育成を図る。 あわせて、食生活に関する生活習慣と疾患の関連等、医学教育の充実を推進するとともに、適切な食事指導やライフステージに応じた食育の推進等、歯学教育の充実を図る。
シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン39 2024/09/11 2.幼児期までのこどもの育ちの5つのビジョン (5)こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す <地域の空間> ○こどもが暮らす「地域の空間」も、直接的・間接的に、こどもの育ちに影響を与える重要な要素である。この空間を形作る人としては、近所や商店の人、居住地域の地方公共団体の職員など、「地域社会を構成する人」が挙げられる。 ○これらの人との間においても、本ビジョンの内容を共有し、地域社会の未来を担うこどもの育ちを応援する社会をつくることが重要であり、こどもたちの社会への信頼感の形成にもつながる。その際、どのような地域においても、心身の状況や置かれている環境等にかかわらず、こどもの育ちを保障していくことが大切である。 社会の認識が変われば子育てに対する認識も変わります。関係ない、他人事が今の社会にはあふれているのでしょうか。関わりたくないといった考えもあるでしょうが、地域社会の未来を担うこどもの育ちを応援する社会をつくることが重要であり、こどもたちの社会への信頼感の形成にもつながるとしており、実現していくことが未来へのつながりとなるように思います。
シリーズ6 はじめの100か月の育ちビジョン38 2024/09/10 2.幼児期までのこどもの育ちの5つのビジョン (5)こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す <こどもが過ごす空間> ○乳幼児は、環境や人との関わり、遊びを通して育つため、日常的に「こどもが過ごす空間」が重要である。このような空間は、保護者・養育者や直接接するおとなが落ち着いた環境でこどもに関わることを通じて、直接的・間接的にこどもの育ちに影響を与える重要な要素である。また、公園等の公共の空間では、こどもが思う存分遊びにくい状況となっている場合もある。公園等は、こどもの豊かな育ちや遊びの場として重要であることなどについて、こどもや子育てに優しい社会に向けた気運醸成を進めるために、社会全体の認識共有を図っていくことが必要である。 ○これらのこどもが過ごす空間を豊かなものにするためには、居住空間や園・施設の空間のみならず、これらの空間をつくる「こどもを見守る人」が重要であり、この「こどもを見守る人」には、幼児教育・保育施設や地域子育て支援の運営者、民生委員・児童委員等が含まれる。これらの人は、こどもが安全に過ごす空間をつくり、こどもが置かれている状況を確認するとともに、必要に応じてその環境を改善していく重要な役割を果たす。 保育所=子どもを預かるところ?幼稚園=学ぶところ?間違っています。保育所と幼稚園はもう互いの垣根はなくなりつつあるのですが、変わらないのは社会の認識です。このことを言うとすぐに違うと反論もありますが、何かメンツが必要なのでしょうか?