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2023年 12月

シリーズ幼保連携型認定こども園 36

2023/12/06

3 幼保連携型認定こども園の役割 3

幼保連携型認定こども園における教育及び保育は、その後の学校教育全体の生活や学習の基盤を培う役割も担っている。この基盤を培うとは、小学校以降の子どもの発達を見通した上で、幼保連携型認定こども園の教育及び保育において育みたい資質・能力である「知識及び技能の基礎」「思考力・判断力・表現力等の基礎」そして「学びに向かう力・人間性等」を乳幼児期にふさわしい生活を通してしっかり育むことである。そのことが小学校以降の生活や学習においても重要な自ら学ぶ意欲や自ら学ぶ力を養い、子ども一人一人の資質・能力を育成することにつながっていくのである。

また、地域の人々が園児の成長に関心を抱くことは、家庭と幼保連携型認定こども園以外の場が園児の成長に関与することとなり、園児の発達を促す機会を増やすことになる。さらに、幼保連携型認定こども園が家庭と協力して教育及び保育を進めることにより、保護者が家庭とは異なる視点から園児への関わりを幼保連携型認定こども園において見ることができ、視野を広げるようになるなど保護者の変容も期待できる。

このようなことから、幼保連携型認定こども園は、乳幼児期の教育及び保育の中心的な役割を家庭や地域との関係において果たすことも期待される。

 

学校教育全体の生活や学習の基盤を培う役割という記述から、答えを出すことではなく、「なんでだろう」「不思議だね」といったことであり、そのことを表現できる言葉を発するとか想像するといったことが大切なように思えます。そのことが学びに向かう力のように思います。

 

シリーズ幼保連携型認定こども園 35

2023/12/05

3 幼保連携型認定こども園の役割 2

幼児期の教育及び保育は、大きくは家庭とそれ以外の施設等で行われ、両者は連携し、連動して子ども一人一人の育ちを促すことが大切である。元来、家庭とそれ以外の施設等においては、環境や人間関係の有り様に応じてそれぞれの果たすべき役割は異なる。家庭は、愛情としつけを通して乳幼児の成長の最も基礎となる心の基盤を形成する場である。家庭以外の施設等は、家庭において保育を受けることが困難な場合に、保護者以外の大人に支えられながら、家庭に代わって保育する場であったり、家庭では体験できない社会・文化・自然などに触れ、乳幼児期なりの世界の豊かさに出会う場であったりする。さらに、地域は様々な人々との交流の機会を通して豊かな体験が得られる場である。

幼保連携型認定こども園には、このように家庭や地域とは異なる独自の働きがあり、ここに教育及び保育の内容を豊かにするに当たっての視点がある。すなわち、幼保連携型認定こども園では、園児の自発的な活動としての遊びを十分に確保することが何よりも必要である。それは、遊びにおいて園児の主体的な力が発揮され、生きる力の基礎ともいうべき生きる喜びを味わうことが大切だからである。園児は遊びの中で能動的に対象に関わり、自己を表出する。そこから、外の世界に対する好奇心が育まれ、探索し、物事について思考し、知識を蓄えるための基礎が形成される。また、人やものとの関わりにおける自己表出を通して自我を形成するとともに、自分を取り巻く社会への感覚を養う。このようなことが幼保連携型認定こども園における教育及び保育の広い意味での役割ということができる。

 

就学前の施設として利用者である保護者と子どもと家庭での役割保育施設での役割をしっかりと認識して分担でもなく、共有しながら、互いに理解して活動に取り組みたく思います。さらに、子どもの自発的な活動を促す仕掛けも大切であり、あくまでもそのことは知識を蓄える基礎であり答えを指すことや結果を求めることでもないと考えられます。体操や跳び箱を何段飛んだとか計算ができるといったことを求めるものではないと受け止めています。あくまでもその礎となるような活動が求められています。

フッ化物配合歯磨剤

2023/12/05

フッ化物(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)・フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ)を含む歯磨剤です。幼児から高齢者まで生涯を通じて家庭で利用できる身近なフッ化物応用で、世界で最も利用人口が多い方法です。

日常的に適量のフッ化物配合歯磨剤を使って歯みがきをすることにより、口腔内にフッ化物を供給し、むし歯を予防します。この歯磨剤は医薬部外品で、効能・効果として「むし歯の発生および進行の予防」の記載が、医薬品・医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律で認められています。

 

<号外>令和5年度 クリスマスおゆうぎ会

2023/12/04

12/2 令和5年度クリスマスおゆうぎ会を開催しました。

蜜を避けるため、3部制に分けて行いました。

保護者の皆様におかれましては、登園時刻や服装、駐車場についていろいろとご配慮いただきありがとうございました。

無事開催することができ、子ども達の成長を共有できたと感じております。ご協力ありがとうございました。

 

フッ化物応用のむし歯予防メカニズム

2023/12/04

  1. 脱灰抑制作用

エナメル質結晶内に取り込まれたフッ化物によって、エナメル質の一部がハイドロキシアパタイト(HAP)よりも「溶解度」の低いフルオロアパタイト(FAP)やフッ化ハイドロキシアパタイト(FHAP)として存在し、酸抵抗性を持ちます。

  1. 再石灰化促進作用

フッ化物が存在することで、脱灰エナメル質中のリン酸カルシウムの反応性が高まり、HAPに転化し、さらにFHAPやFAPに変化していきます。このFHAPやFAPは、HAPやその他のリン酸カルシウムと比較して「溶解度積」が小さいので、カルシウムやリン酸の濃度が比較的低い条件下でも析出しやすくなります。

  1. プラーク(歯垢)細菌の酸産生の抑制

フッ化物がプラーク中に取り込まれると、細菌の代謝系酵素を阻害して酸産生を抑制します。同時に細胞膜の透過性を高めて細胞外にフッ化物を出してプラークのフッ化物濃度を高めます。細菌が糖を発酵させて酸を産生すると、プラーク中のフッ化物が脱灰に対して抑制的に働きます。

 

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