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2023年 6月

73(2)連携・分担による学校マネジメントを実現する 4

2023/06/07

『○その他,学校が家庭や地域社会と連携することで,社会とつながる協働的な学びを実現するとともに,働き方改革の観点からも,保護者やPTA,地域住民,児童相談所等の福祉機関,NPO,地域スポーツクラブ,図書館・公民館等の社会教育施設など地域の関係機関と学校との連携・協働を進め,学校・家庭・地域の役割分担を文部科学省が前面に立って強力に推進することで,多様性のあるチームによる学校とし,「自立」した学校を実現することが必要である。

○その実現に向けては,教育課程と関連付けることが求められており,新学習指導要領を踏まえ,教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質の向上を図ること(カリキュラム・マネジメント)が重要である。』

 

個々の教員に求められている指導力はもちろんのこと、現代では一人一人に対応する手厚い指導力が求められることから相当な負担が増してきたとも言えますが、少子化時代においてはとても大切なことであり、「誰一人取り残さない」とするには管理職のマネージメントとともに教員だけでない多様な職域によるチーム力、地域の活用が欠かせないように思います。公教育においては移動等の問題もありますが、組織力を早急に確立することも必要な気がします。様々な課題に組織として取り組む姿勢も学校として期待したいことでもあります。

 

 

 

 

幼保小連携

2023/06/06

保育参観ご参加ありがとうございます。

さて、文科省の文章には、幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について、幼児期から児童期にかけての時期は、学びの芽生えの時期(幼児期)と自覚的な学びの時期(児童期)という発達の段階の違いからくる、遊びの中での学びと各教科等の授業を通した学習という違いがあるものの、「人とのかかわり」や「ものとのかかわり」という直接的・具体的な対象とのかかわりで幼児期と児童期の教育活動のつながりを見通して、幼児期から児童期の教育への円滑な移行を図ることが必要とされ、幼児期の教育では、児童期における教育の内容の深さや広がりを十分理解した上で行われること、いわば、今の学びがどのように育っていくのかを見通した教育課程の編成・実施が求められる。児童期の教育では、幼児期における教育の内容の深さや広がりを十分理解した上で行われること、いわば、今の学習がどのように育ってきたのかを見通した教育課程の編成・実施が求められる。その際、幼児期の教育と児童期の教育は、それぞれ発達の段階を踏まえて教育を充実させることが重要であり、一方が他方に合わせるものではないことに留意することが必要。とあります。

このことは今の教育でとても大切で根幹となることであり、重要視し、保育所等の就学前施設において取り組む必要があります。さらに幼保小中連携の上では幼保と中学校との連携や取り組みにおいてはこれまでほとんどありませんでしたが、こういった職業体験の場を提供することや互いの現状を報告しあうことが大切です。互いを知る、協力し合う就業体験ナイストライを通して少しでも近づくことができたらと思います。保育と重なりますが、保護者におかれましてはどうぞご理解をお願いします。

 

72(2)連携・分担による学校マネジメントを実現する 3

2023/06/06

『また,子供たちの教育は,学校・家庭・地域がそれぞれの役割と責任を果たすとともに,相互に連携・協働してこそ効果が上がるものであり,以下のような取組を通じて,地域全体で子供たちの成長を支えていく環境を整えていくことが必要である。

・コミュニティ・スクールの設置が努力義務であることを踏まえ,また,地域学校協働本部の整備により,保護者や地域住民等の学校運営への参加・参画を得ながら,学校運営を行う体制の構築

・家庭生活や社会環境の変化によって家庭の教育機能の低下も指摘される中,幼児教育段階はもとより,義務教育段階を含め,子育てに悩みや不安を抱える保護者に対して,身近な子育て経験者等による学習機会の提供や相談体制の整備など,地域の実情に応じた家庭教育支援に関する取組の推進』

 

コロナ感染症もあって、学校と地域の施設や機関の関わりがここ3年間随分と減ってきました。今一度、学校と地域との関係を再構築していく必要があると思います。薄く表面的な関係から、すべての関連機関が子どもを支える意識のもとの連携がもっと必要です。大変さと多忙さで怠ると幼児期から高等教育まで質の高い教育とはならないようにも感じます。

 

 

ナイストライ事業

2023/06/05

熊本市では、『平成11年度から中学生を対象とした職場体験学習「ナイストライ事業」を開始し、翌年から全中学校で実施している。(中学2年生、3日間)。ナイストライ活動における様々な体験活動や事前学習等を通して、勤労観・職業観や感謝する心などの豊かな心をはぐくみ、主体的・実践的な態度を培い、子どもたちの「生きる力」の育成を図っている。小学校ではその前段階として、地域の職場見学や地域の産業の特色に関する調査学習などを行っている。』とされています。

中学生をナイストライで受け入れるのはコロナもあり中止となったこともありますので実に4年ぶりです。当園では2つの中学校から依頼があります。一つの学校は遠い、希望者がいないという理由で実に5年ぶりとご遠慮されていましたが、今年は2校共依頼がありましたのでお受けする予定です。早速明日6/6と6/7に清水中学から4名の生徒が来ます。保護者におかれましてもこの活動にご理解をいただき、中学生が保育活動をすることにご理解をお願いします。秋にはもう1校の受け入れを予定しています。

71(2)連携・分担による学校マネジメントを実現する 2

2023/06/05

『○学校内においては,教師とは異なる知見を持つ外部人材や,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー等の専門スタッフなど,多様な人材が指導に携わることができる学校を実現することが求められる。また,事務職員が校務運営に参画する機会を一層拡大し,主体的・積極的に財務・総務等に通じる専門職としての役割を果たすことが期待される。さらに,教師同士の関係においても,校長のリーダーシップの下,教師が担う業務の適正化や,校内の各種委員会の整理・統合等の学校の組織体制の在り方を見直すこと,主幹教諭,指導教諭をはじめ,経験豊富で専門性の高いミドルリーダーとなる教師がリーダーシップを発揮できるような組織運営を促進することを通じて,教師が子供としっかりと向き合い,教師本来の業務に専門性を発揮できるようにするとともに,学級担任,教科担任,養護教諭,栄養教諭や部活動顧問等の役割を適切に分担し,学校組織全体としての総合力を発揮していくことが求められる。』

 

社会や保護者、子どもを取り巻く環境の多様化の中で、教員が対応できない問題もあるかもしれません。もちろん担任等が把握したうえで対応を教員以外に頼ることも必要な時代なのでしょう。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー。特に子どもにかかわるスクールカウンセラーなど絶対的に不足しているのではないでしょうか。生徒一人一人に寄り添うためにはそういった方々の必要性を強く感じます。だからといって担任か関わらないというのは違う気もします。子どもの健やかな成長を支援する態勢がとても大切なように感じています。もちろん公教育だけではない問題ですよね。すべての子どもに心をもって寄り添って欲しいですね。

 

 

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