人類の誕生の瞬間 4 2023/01/18 アフリカ起源説の優位を決定づけた1つの重要な証拠は、アフリカから出土した古いホモ・サピエンスの化石です。カリフォルニア大学バークレー校のティム・ホワイト博士らのグループが1997年に、エチオビアで断片的な成人の頭骨ひとつと、保存のよい子どもの化石を発見しました。年代の測定が行われた結果、約16万年前のものだとされたのです。 人類学を研究している国立科学博物館の海部陽介博士は、『人類がたどってきた道』(NHKブックス)のなかで、「エチオピアでの新しい発見は、アフリカ起源説をもはや揺るぎないものにしたといってよいだろう」と述べているそうです。エチオピアで発見された化石をもとにした再現図も発表されているそうです。そこで描かれた男性の姿は衝撃的でした。いまの世界で見る人とほとんど違いがないように見えるのです。彼が現代によみがえり、衣服を身にまとい、スターバックスのコーヒーを片手にニューヨークの5番街を歩いても、おそらく誰も振り返らないだろうと言います。つまり、見た目は私たちと変わらぬ直接の祖先が20万年前には存在していたのです。
朝の渋滞にご注意 2023/01/17 1/17、1/18と私立高校の入試が行われます。特に18日は混雑が予想されますので余裕を持って登園してください。次週1/24は公立高校の前期試験、さらに2月と入試関係での混雑が予想されます。1月2月と入試に関しての混雑を踏まえ余裕を持って登降園して下さい。
人類の誕生の瞬間 3 2023/01/17 ホモ・サピエンスの誕生についても、学説は大きく変わりました。もともとは、多地域進化説といわれる説が支配的でした。180万年前以降に、アフリカからユーラシア大陸へ広がった原人が、世界各地で北京原人や、ジャワ原人などに分化し、それらがその土地の現代人の祖先となったという考え方です。ところが、いまではアフリカ起源説と呼ばれる説が、圧倒的に支持されています。すべての現代人であるホモ・サピエンスの起源は、20万~5万年ほど前のアフリカにあるとするものです。厳密に広いアフリカのなかのどこで誕生したかは、まだ定かではないらしいです。しかし、いずれにせよ、私たちの共通祖先が約20万年前にアフリカの旧人から進化し、その後、しばらくしてから世界中に広がったと考えられているのです。
人類の誕生の瞬間 2 2023/01/16 私たちの祖先が、チンパンジーやボノボの祖先たちと袂を分かったのは700万年前頃という途方もない昔の話です。一般的には人類の誕生の瞬間は、その700万年前だといわれています。しかし、それは私たち自身、つまりホモ・サピエンスの登場ではありません。人類の誕生後、猿人、原人、旧人と経て、ようやく新人と呼ばれるホモ・サピンスに至るのです。そのあいだ、進化は一本道ではなかったのです。数多くの人類の種が存在していましたが、結果的に私たちホモ・サピエンスだけが生き残り、ほかの人類の系統は、子孫を残さずにほとんど死に絶えてしまったのです。人種は違えども、現在地球上にいる人類のなかに、ホモ・サピエンス以外の種はいません。かつては、ネアンデルタール人などの旧人を、現代人と共にホ・サピエンスとする考え方もあったそうですが、いまでは、現代人、および現代人とほぼ同様の骨格の形をした人類を、ホモ・サビエンス種としています。
保育参観week 2023/01/16 本日より保育参観を実施しています。今年度前期の保育参観が実施できませんでしたので、保護者を迎えての保育参観にて子どもの様子を見ていただければと思います。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染やインフルエンザの感染にも注意していかなければなりませんので、発熱や咳、喉の痛みや鼻水等の症状の場合には今回の保育参観についてはご遠慮下さい。また、この間お休みをして参観が出来なかった場合には日を改めお越し頂ければと思います。感染に気をつけながら行いますので保護者のご協力をお願いします。