子どもの成長121 2026/09/02 水分補給の習慣や尿浸透圧が、喫煙や飲酒習慣、ウエスト周囲長や疲労などの健康行動・状態と関連 一般成人を対象とする調査から、水分補給の習慣、および、尿浸透圧などで評価した実際の水分補給状態が、喫煙や飲酒などの健康関連行動、および、ウエスト周囲長や日中の疲労などの健康状態と関連していることが報告された。ポーランドで行われた研究であり、要旨を紹介する。 水分の補給状態も重要な健康指標の一つ 一般的な健康関連指標として、ウエスト周囲長や体脂肪率などの体組成、血圧、あるいは加齢に伴う筋力低下を表す握力などが挙げられる。これら以外に、今回取り上げる論文の著者らは「過小評価されている指標」として水分の補給状態を挙げ、体内の水分は、全身の恒常性の維持、浸透圧の調整、栄養素の輸送、神経系と腎臓の機能に不可欠だと解説している。そのような重要性にもかかわらず、他の健康指標に比べて水分補給状態についての研究はあまり行われていない。 このことから著者らは、血圧、ウエスト周囲長、握力などで評価される健康状態、および、BMI、喫煙・飲酒・身体活動習慣、睡眠時間で評価される健康関連行動と、尿比重・浸透圧・pHとの関連を横断的に検討した。
世界の子育て163 2026/09/01 【賢く育つ】子どもの「書く力」を伸ばす3つの方法 物語を「最初」「真ん中」「最後」に分けて話す 書く力を育てるのに有効なのが、「話すこと」。特に「説明」です。説明がうまい人は、書くことも短期間で向上させることができます。 説明上手にさせるには、ふだんから「相手にわかりやすく順序立てて話すこと」を意識してもらうことです。 題材は何でもよく、たとえば小さい子どもであれば「桃太郎」や「一寸法師」などの昔話を口頭で再現してもらいます。 重要なのが、物語の「最初」「真ん中」「最後」と、物語の構成・段階を意識させることです。 それにより、わかりやすく順序を追って説明する、という力がついていきます。
子どもの成長120 2026/09/01 下腿前面温度の上昇幅はシューズ等の色によって有意に異なる 続いて、各条件で観察された測定中の温度変化を、最も変化の少ない3点すべて白とする条件を基準として比較した。すると、足底温度の上昇幅については、グランドが土や人工芝かにかかわらず、有意差が観察された条件はなかった。一方、下腿前面温度の上昇幅については、土のグランドではいくつかの条件で、すべて白で統一した場合よりも有意に高温になることが示された。 具体的には、土のグランドで3点すべてが白の場合の下腿前面温度の上昇幅が13.9±1.46°Cであるのに対して、3点すべてが黒の場合の上昇幅は19.2±0.82°C(p=0.019、効果量〈d〉=3.654)、シューズとストッキングが黒、ソックスが白での上昇幅は18.9±0.83°C(p=0.023、d=3.394)、シューズとソックスが黒、ストッキングが白での上昇幅は17.6±1.07°C(p=0.049、d=2.362)であった。なお、人工芝グランドでは有意差の認められた条件はなかった。 酷暑の屋外で黒系統のウェアを用いた野球は、熱中症や低温やけどのリスクがある 著者らは本研究がマネキンを用いたものであるため、ヒトの皮膚温に同じように変化が生じるとは言えないことなどを結果解釈の限界点として挙げている。 そのうえで、酷暑での野球のプレーは着用するシューズやウェアの色次第で、熱中症リスクの上昇にとどまらず低温やけどのリスクさえ生じ得ることを強調し、白系統のシューズとウェアを併用して用いることでそのリスクを抑制し得るのではないかと結論づけている。また、この知見は野球だけでなく他の屋外競技にも応用が可能と考えられ、スポーツパフォーマンスの低下抑止、さらには一般人口における熱ストレス関連健康問題の予防対策立案にも役立てられるとしている。